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ある日の<俺> 2014年7月30日と31日。  坂道上る&俺は寝相がいい

ある日の<俺> 2014年7月30日。



午後から、空が真っ暗になった。

かすかに近づいてくる、雷鳴。


こりゃ、降るなぁ・・・


頼まれてる瀬戸さんちの庭の水遣り、どうしようかな。そう思いながら自転車を漕ぐ。ちょっとした夕立程度なら、やっぱり水遣りが必要だ。表面だけ濡れて土の中まで水がしみてないっていう、インナードライ状態だからさ。


ああ、でも降る前にこの買い物届けないと。乾さんちは坂の上。

急げ、俺。


あーっ! 後ろに積んでたトイレットペーパーが落ちた。ここは坂道、傾斜二十度。くっ!





ある日の<俺> 2014年7月31日。



七月も今日で終わりか・・・

七月最終日は暑かった。八月一日である明日も、きっと暑いだろう。


はぁ・・・


ところで、俺には最近気になることがある。


俺は寝相がいい。

寝付いてから朝目が覚めるまで、じっと仰向きで寝ている。寝ている間のことなのに何故断言出来るのかというと、たまに踵が地味~に痺れていることがあるからだ。


何故痺れているのか、最初は分からなかった。隠れた病気でもあるのか? と慄いたものだ。が、自分の寝相に思い当たった時、謎は解けた。床擦れがどうして起こるのかを、おぼろげながらも身をもって理解したわけだ。


寝相がいいのはいい。

だけど、困ることがある。


布団が、へこむ。


毎日毎晩、布団の真ん中で行儀良く寝ているせいで、その部分が凹む。すると仰臥した時、頚骨や背骨が不自然に沈み込む形となり、結果、肩や首が凝るようになってくる。


寝てる間に凝る肩。首。

イヤ過ぎる。


布団を干しても、ふかふかしてるのはその時だけで、またすぐに凹んでしまう。

これは、布団を買い換えるしか無いんだろうか。


うーん、悩む・・・

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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