ある日の<俺> 2014年7月25日。 雑草も焦げる真夏の太陽
邪悪な太陽が、地上の全てを灼き尽くそうとしている。
・・・なんてな。
灼熱の太陽。地上は焦熱地獄。まだ七月なのに、気温が体温より高いってどうなんだよ。こんな日に雑草刈りしてる俺、このままだと火の点いたロウソク人形みたいに融けてしまいそうだ。
休憩。ちょっと休憩。
日陰を見つけて麦藁帽子を脱ぐ。額を流れる汗が凄い。蒸れた髪から湯気が出そうだ。ああ、水。水が欲しい。水分補給しなきゃ、熱射病で倒れてしまう。
でかい水筒を傾けて、半分くらいを一気に飲み干す。今日はいつもの塩麦茶じゃなくて、梅シロップを冷たい水で濃い目に溶いた梅ジュースを入れてきた。うめー! ・・・駄洒落じゃないぞ。六月に梅仕事を手伝いに行った先で、「夏場、汗かく仕事に最適だから」って沢山分けてくれたんだ。有り難い。
爽やかな酸っぱさと、素直な甘さ。クエン酸が身体に染み渡る。くー! 一気に乾きが引いた。ほっとしながら今度は塩飴を口に放り込み、しばしぼんやりする。
こうやって刈り残しを見ていると、雑草の細い葉を、太陽がじりじり焦がしてるみたいだな・・・
さて。汗も引いたし、頭もすっきりしたし。
もうひと頑張りするか!