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ある日の<俺> 2014年7月17日と20日。  俺の一句 と 雷怖い

ある日の<俺> 2014年7月17日。



野田の爺さんの将棋の相手をしてたら、「次の手を考えてる間に、俳句でも短歌でもいいから何か一句詠んでみろ」というので。


 梅雨明けて

  夏の虫鳴く

   スイッチョン

 

と詠んでみた。

──可哀想な子を見るような目で見られた。何でだ。


ちなみに、将棋は俺が勝った。




ある日の<俺> 2014年7月20日。



今日も午後から雷雨の予報。

城山さんちのペンキ塗り、また繰り延べだ。空、真っ黒だもんな。


そんなわけで、遅めの昼飯をゆっくり食べてる俺。レンジでチンした熱々ご飯に、大根おろしとちりめんじゃこ、梅干し少々を混ぜたのをたっぷりかけて、もみ海苔を散らしたものだ。


謎のどんぶりもどきだけど、これがまた美味い。だけど、それだけだとちょっと寂しいんで、ごま油で手早くふわふわにまとめたかき卵も添えた。


シンプルだけど、夏の暑さに参ってる胃にやさしくて食べやすい一品だ。何でも屋は身体が資本、「食欲がない・・・」なんて言ってられないもんな。


お、雨が振り出した。土砂降りだ。窓の向こうが滝のよう。

雷も。少しずつ近づいてくる。


と。


居候の三毛猫が、ダダッと凄い勢いで風呂場に走りこんだ。

雷が怖いのか。


うん、どうもそうみたいだ。全然出てこない。


雷はまだまだ鳴っている。その音が聞こえなくなるまで、居候は出てこないだろう。普段はふてぶてしいヤツなのになぁ。


・・・!


うわあ、バリバリバリドーン! だって。どっかに落ちたのかな、雷。

お天気はいつも書いたその日のリアルタイムです。

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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