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ある日の<俺> 2014年5月19日。  もふってやる!

作者名をユーザー名の「有沢 鵤」からペンネームの「月見月葉月」に変えました。

やっぱり今頃の緑が一番鮮やかかな~、なんて思いながら、清水さんちに向かっていた。これから模様替えの手伝いに行くのだ。


途中の道に、桜の木々に囲まれて古くからのお地蔵さんがある。何となく手を合わせ、そのまま歩き出そうとした時。ばさばさばさっ! という音と共に、木の上か何か降ってきた。猫だ。そいつは辛うじて地面との激突を免れ、俺の肩にしがみついている。


びっくりしたなんてもんじゃなく、しばらく硬直していたら、落ちてきた猫は何故かパシッと俺のほっぺたを叩き、肩から飛び降りて逃げて行った。


爪は出してなかったから痛くなかったけど、猫に横っ面張られるってどうなんだよ。俺の人間としての尊厳は・・・


大方、木に登ってみたはいいが降りられなかった、というオチなんだろうけど、せめて鳴き声を上げて知らせるとかなかったのか、猫め。


今度会ったら、今度会ったら──


とっ捕まえて、もふり倒してくれるわ!

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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