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ある日の<俺> 4月25日。 何故その名を知っている?
急遽、引越しの手伝いを頼まれ、大きなものから小さなものまで、怒涛のように梱包しまくった。
「明日は粗大ゴミの日なので、残りのものは捨てておいてください」と、依頼主の男性は手数料を弾み、慌しく去っていったが・・・
あの~、もしかして、これって。
・・・一部で有名な、<伊集○健>さんでは?
お、俺が捨てるのか? 何かの罰ゲームか? それよりも男性タイプであることに驚くべきなんだろうか。
他人の趣味に口出すつもりは無いが、愛用、いや、愛玩していたなら、せめて自分の手で葬って(?)やって欲しかったと思うんだが・・・
いや、もしかしたらあまりにも慌しすぎて<彼>の存在を忘れてしまったのかもしれない。携帯に連絡入れてみよう。だけど、何て切り出せばいいかな? う~ん・・・