ある日の<俺> 6月7日。 攻めの暑気払い?
──もう六月だってのに、暑いんだか寒いんだか分からん。イライラするから、付き合え!
気の短い朴木の爺さんから、そんな依頼(?)を受けた俺。
現在、ジャージの上にセーターを着て、どてらを着込み、同じ格好をした爺さんとWi○で卓球をしています。
額から飛び散る汗、下着代わりのTシャツもべっとり。爺さんの勝利で何度めかのゲームが終わるも、「もういっちょ!」の掛け声とともにまたもや勝負が始まる。どこの鬼監督ですか、爺さん。
へろへろに疲れた後、温めの番茶で水分を補給しつつ一息つき、締めは半生インスタントの鍋焼きうどん。
二人して、だらだら汗をかきながら啜りこむ熱いうどんは、濃い目に作った出汁がやたらに美味い。
ひーふー、ずるずるずる~・・・
あー、腹の中からあっちー!
食後、どてらとセーターを脱いでTシャツ一丁になった時の爽快感ときたら! ・・・爺さん曰くの<攻めの暑気払い>、ちょっと癖になりそうかも。本人も満足そうだ。「トシだから、一人でこんなことやってて倒れたら困るからな」と笑う。
自覚があるのはいいことだけど、これって年寄りの冷や水? じゃなくて、熱湯風呂かも。
危ない危ない、もう少し一緒にいて、様子を見よう。水分、もっと摂ってもらわないと。
あー、今日の夕方はグレートデンの伝さんと散歩だ。サウナで運動したみたいなもんだから身体がへろへろだけど、仕事はきっちりこなさなきゃ。がんばれ俺。負けるな俺。