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ある日の<俺> 12月25日。 クリスマス最終日は着ぐるみで勝負

十二月二十五日。

今日はクリスマス最終日だ。


クリスマスに最終日ってのもおかしなもんだけど、ハロウィン終わったらすぐ街中クリスマス・デコレーションにチェンジ。で、本番(?)の二十五日を過ぎれば翌二十六日からまたいきなり正月仕様に変わるんだから、「最終日」ってのもあながち間違いではないと思う。


そんなことを考えつつ、売れ残りのクリスマスケーキを必死に売る俺は、何故かトナカイのコスプレ。隣では今回の雇い主兼ケーキ屋のオヤジが、トリガラのような身体にサンタクロースの衣装をまとってる。


そんなアヤシイ二人の売るケーキが売れるわけないだろ、と俺は思ってた。


だけど、売れてる。何故か売れてる。昨日はほとんど売れなかったらしいんだけど。


オヤジは、「俺たちはゴールデンコンビだ!」とはしゃいでる。オマケのケーキくれるらしいから、ま、いいか。


だけどさ。


ここのケーキ、本当に美味いんだ。

今日ものすごく売れてるのは、急遽始めた試食のお陰だと思うんだけどなぁ。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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