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ある日の<俺> 11月20日。 案外本人は気づかない

風呂に入るために、服を脱ごうとして驚いた。


セーターが裏返し、しかも後ろ前逆。


・・・そういえば、今日にかぎって会う人会う人、何だか妙にもの言いたげだったのは、このせいだったのか。なのに、何の違和感も疑問も感じなかった俺って一体・・・。


大家にもらった手編みのセーター、胸のど真ん中にとぼけた顔の羊の絵。これが裏になってるんだから、そりゃ変だわな。俺、何で気づかなかったんだろう・・・


うが~!


はっきり言われるより、黙って生温かく見守られる方がダメージがキツイ。──そんなことを実感してしまった冬の夜。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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