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ある日の<俺> 11月13日。 罰当たりめ

※2018年5月12日、サブタイトルの付け忘れに気づいて付けました。

ついでに「・・・」を「……」に直しています。

さらについででおまけ情報。

「あー、今年の夏に会ったあいつのこと、思い出す。今でもあの仏像を追いかけてるんだろうな。でも、お怒りの仏像は、まだまだ捕まってはくれないんだろうなぁ。」

→この話は『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』の中の「仏像の夏 2010年8月15日」です。

http://ncode.syosetu.com/n5750bw/72/

寝る前にパソコンで事務仕事(顧客管理とか、本日の一件ごとの仕事内容とそれに伴う必要経費及び収入を整理したりとか、色々あるんだ)した後、何となくネットサーフィンしてたら、こんなニュース見つけた。


「罰当たりめ」 盗難・破損文化財、和歌山で展示


……本当に罰当たりだなぁ。盗む時に壊されたんだろうけど、破片だけになってるのとか多い。何で壊すんだろう。意味なくないか? 


あ、「牛馬童子」の頭部、そういえば見つかったんだっけ。……へえ、盗まれたのが一昨年六月で、見つかったのが今年の八月か。バス停のベンチに置かれてたって? 何でまたそんなとこに。わざわざ返しに来たんだろうけど……。


何があったんだろうな、犯人の身に。何も無ければ返しになんて来ないだろ。


あー、今年の夏に会ったあいつのこと、思い出す。今でもあの仏像を追いかけてるんだろうな。でも、お怒りの仏像は、まだまだ捕まってはくれないんだろうなぁ。


熊野古道沿いにあった「牛馬童子」という石仏が損壊する、という事件がありました。首が切断され、頭部が失われた状態で見つかったのです。


当初は人為的な破壊、と思われたものの、「実は急激な冷え込みによる自然現象だったのでは?」などと言われるようになりました。


しかし。頭部は後にバス停のベンチに置かれている状態で見つかったのです。もし胴体と頭部が別れた原因が「急激な冷え込みによる自然現象」というのなら、頭部だけがどうして離れた場所のベンチで見つかったのでしょうか?


いずれにせよ、嫌な事件です。失われた頭部が見つかって、本当に良かったと思います。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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