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ある日の<俺> 11月12日。 カラスは賢い、はずなんだけど

庭先を囲うための、ちょっとしたパーテーション作りを頼まれた。材料として幅広の薄い板をホームセンターのDYIコーナーで調達し、軍手をはいた手を添えて、頭に乗せるようにして運んでたら。


ガツン! ・・・コツン


突如俺を襲った衝撃。そして、足元のアスファルトに転がる濃いベージュ色の丸こい何か。これは・・・


「胡桃?」


突然のことに唖然としていると、頭上で「アホー!」とカラスが鳴いた。板を見ると、胡桃が当たったと思しき場所が割れている。


「・・・」


俺は声のした方を見た。電線の上に大きなカラス。空から落として、割って食べようとしたようだ。話には聞いていたけど、本当にそういうことするんだな。だけど・・・


胡桃は割れなかったよ、カラス。こんな薄い板で割れるわけないだろ。

ってゆーか。


人の頭に、落とすな!


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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