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ある日の<俺> 11月3日。  文化の日 

今日は十一月三日。文化の日。


・・・ヒマだ。


いつもは世間が休みの日の方が忙しいんだが、何でだろう、ヒマだ。

そんな日もあるさ!と思ってはみるものの、ちょっとへこむ。こんなに空は青いのに。


気分を変えようと、ふと思いついて自分で髪を切ってみることにした。最近、忙しくて床屋に行けなかったんだよな。


・・・・・・

・・・・・・


餅は餅屋、という言葉が身に沁みた。何だろう、鏡に映るこのイキモノ。カラスに髪を毟られたみたいじゃないか。


やっぱり床屋に行こう。そう思ったが、──今日はいつものあの店定休日だった。


俺の、馬鹿~~~!


『小人閑居して不善をなす』、何故かそんな言葉が脳裡を過ぎった。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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