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ある日の<俺> 4月20日。  猫は自転車が好き

サドルの上に、猫。


自転車、依頼者の家の前にちょっと止めてただけなのに。ああ、そういえばこの辺り、曇りの日によく猫が溜まってる場所に近い・・・


こら、どけ。この銀黒シマシマ猫。俺はこれから頼まれた届け物しなくちゃいけないんだ。何? 寝心地がいい? そんな狭いところのどこが。


いいからどけったら。

・・・あー、寝なおしやがった。しょーがないなぁ。


必殺! 耳吹きの刑!


ぷるぷる頭振る猫。どうだ、くすぐったいだろう。だからそこどきなさい。って、まだ寝るか。しょうがないな、もう。


抱き下ろしてやったら、何故か速攻で塀の上に飛び乗り、じっとこっちを見下ろしてやがる。優位に立ったつもりか。そっちが立体的に動くなら、こっちは平面的に動くまでよ。


立ち漕ぎで猫から遠ざかる。じゃあな、強情っぱりの負けず嫌い!


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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