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ある日の<俺> 4月6日。 桜の下で町内会有志とゴミ拾い

取っていいのは写真だけ。

残していいのは思い出だけ。


確か、登山者のための標語だったと思うが、花見客にも当てはまると思う。


昨日、今日は桜の満開が当たった土日。近所の花見スポットも、やたらと人出が多かった。露店が出るほどの規模ではないが、知る人ぞ知るで遠方から来る人も少なくない。


で、少数とはいえ、いるんだな。狼藉を働く者が。


枝を折るな。幹を傷つけるな。ゴミを撒き散らすな。・・・その辺で立小便するな。小さくても、清潔なトイレがあるんだから。


今日は、何でも屋の仕事ではない。町内会の有志によるゴミ拾いとパトロールに参加している。


宴会に浮かれていても、さすがにすぐ横でゴミ拾いをされたら、捨てにくくなるものらしい。ゴミ袋を持ってうろうろしていると、皆そそくさと弁当のカラだのビールの空き缶だのを元入っていたコンビニ袋などに仕舞い始める。


やれば出来るんだからさ~・・・


ま、この辺りはそんなふうに町内会ボランティアの睨み(?)が効いているので、安心して子供連れで来れる、という人も多いんだけど。


せっかく綺麗な花を見に来てるんだから、綺麗に愉しんで綺麗に帰ってもらいたいと思う。桜の精は老人だというから、<目上>に敬意を表すのも悪くはないと思うんだが。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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