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ある日の<俺> 11月20日。通学路警戒

今朝は、近くの小学校に通う子供たちのための通学路警戒に立った。

近頃、子供を狙った犯罪が多いので、保護者たちは当番制で子供たちの登下校に付き添っている。俺は、今日いきなり短期の出張の入ったお母さんのピンチヒッターだ。急のことで、人員の変更がきかなかったらしい。


地道な何でも屋家業のお陰で、俺は地域の人たちに信頼されている。だから子供たちの安全を守るという、大切な活動の末端に加わることも許されたわけで。


人間、信用が第一だなぁ。


寒かったけど、朝から元気な子供たちの顔を見ていたらそんなことは気にならなくなった。


娘のののかももうすぐ小学一年生。

ああ、心配だ。あの子は元妻に似て可愛いから・・・


帰り道、飼い主の吉井さんと散歩中の伝さんに会った。

グレートデンの伝さんは地獄の番犬のようにでかいけど、気のいい犬だ。吉井さんと立ち話をしている間、大人しく待っている伝さんを撫でていたら、お礼に顔を舐めてくれた。


うひゃ。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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