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ある日の<俺> 1月6日。   犬との絆

強い風に混じって、雪の欠片みたいのが飛んでる。

・・・寒い。


それでも、グレートデンの伝さんと歩いてると、知らないうちに身体があったまってくる。


「寒くないかい、伝さん」


「おん!」


「そっか。今日も公園めぐりコース、行くか?」


「うぉん!」


元気良く返事してくれる伝さん。吐く息が白い。


「よーし、ちょっと走るか?」


「おんおん!」


リードを持ち直し、ジョギング程度の速さで走る。もっと早く走れるだろうに、伝さんはちゃんと俺に合わせてくれる。言葉は、通じてるのかそうでないのか分からないけど、気持ちはちゃんと通じてると思うんだ。


いい家庭犬だな、伝さんは。仔犬の頃から世話して、そんなふうに育てた吉井さんは、やっぱりいい飼い主なんだなぁ。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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