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ある日の<俺> 1月2日。   こんな正月

正月二日目。


今日明日の仕事はペットの世話のみ。十二月が鬼のように忙しい代わり、一月ってわりと暇なんだよな、毎年。


で、正月前に頂いた数の子や昆布巻きなんかを肴に、昼間っからコタツで一杯やってるわけだ。夕方からまた犬の散歩に行かなきゃいけないから、そんなに過ごせないけど。


慈恩堂の真久部さんからもらった酒、美味い。知らない銘柄だけど、高そうだなぁ。酢レンコンも棒ダラも伊達巻もカマボコも黒豆もどれもみんな美味しい。


掛け流したラジオを聞きながら、ぼんやりする。膝の上には、居候の三毛猫。コタツの中が暑くなって出てきたらしい。


ほへ、とか、気の抜けた息をつきながら思う。


ちょっと寂しいけど。

こんな正月もいいかな。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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