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ある日の<俺> 12月30日。 アンパンと牛乳

忙しすぎて、何が何やら。メシ食う暇もなかった。


世話を頼まれたペットたちの世話(犬の場合は散歩含む)をしたり。

シーリングライトの中身の交換を頼まれたり。

外れた樋を修理したり。

遅めの大掃除の手伝いを頼まれたり。

正月用の買い物の追加を頼まれたり。


猫の手も借りたいと思ったけど、俺自身が顧客様からするとその<猫の手>だからなぁ・・・


あー、腹減った。こういう時は、アンパンだ。手っ取り早くカロリー補給。一緒に買った瓶入りの暖かい牛乳を飲み干すと、途端に身体が温まって元気が出てくる。


さてと。次の依頼は何だっけ。受けた仕事はきっちりこなすぞ! 頑張れ、俺。負けるな、俺。自分で自分を励ましつつ足早に歩き出すと、空にはぽっかりアンパンのような月が出ていた。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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