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ある日の<俺> 12月11日。 銀杏色の雨

降ったり止んだり冬の雨。


道路一面に散り敷いた銀杏の葉が、金色の絨毯みたいでとてもきれいだ。いつまでも眺めていたくなるくらいに。


うん。ホント。


落ち葉かきをしなくていいんだったらな。


竹箒を抱え、俺は思わず溜息をつく。始める前から戦意喪失。水を含んだ落ち葉ってのは、重いんだよ。雄株ばかりだから、あの強烈な実の臭いをかがなくていいことだけが救いだ。


今日の雨で、葉は全て落ちた。ここの落ち葉かき、今日さえ頑張れば今年の分は終わりだ。がんばれ、俺。負けるな、俺。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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