ある日の<俺> 11月17日。 猫と湯たんぽ
今日は一日雨。ひどく冷える。缶コーヒーで暖を取りつつ、何とか仕事をこなした(買い物とか買い物とか犬の散歩とか壊れた自転車を取りに行くとか傘を持ってお迎えに行くとか)。
ハードだ。
晩飯食って風呂入って、このまま寝てしまいたいところだが、まだデスクワークがある。新規の顧客の追加やら、依頼内容やら何やら。これをさぼると、後で泣きを見る。
ま、こういうのは、前の会社の仕事で慣れてるけどさ。
湯冷めしてもつまらないので、パジャマの上にフリースを着て、さらに綿入れ半纏を羽織った。風呂入る前にやっときゃ良かったな・・・
久しぶりに湯たんぽを入れて、ボロソファの上に畳んでおいた毛布にセット。これにくるまってノートPCのキーボード叩くんだ。と。その前にコーヒーでもいれるか、と台所に立ったのがまずかった。
居候の三毛猫が毛布の上に乗ってやがる。
お前、何時の間に。気持ち良さそうに寝やがって、こら! どけったら!・・・どくわけないか。
いや、俺は負けない。まず猫をどかせ(抗議の声を上げられた。居候のくせに)、毛布を広げる。それを肩から羽織る。ソファに座って湯たんぽを抱き、ついでに猫も抱いて、毛布の端を掻きあわせてみのむしみのむし。
これで文句ないだろ、猫め。
・・・ごろごろ機嫌のいい猫、重い。キーボード打ちにくい。ううう。