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ある日の<俺> 11月4日。 お米の国の人だから
昨日、近くの商店街でやってた福引で、三等を当てた。
一等 豪華温泉旅館に一泊券(食事つき)
二等 デジタルカメラ
三等 新米30キロ
新米三十キロ。でかした、俺! 何という快挙。豪華温泉旅館より、デジタルカメラより、米だよ、米。しかも新米。これで当分食うには困らない。
昨日はまだ前日の飯が残ってたんでそれを食べたから、新米を炊くのは今夜が初めてだ。ああ、いい香り。お米がつやつやだ。
そこに、この間、家賃を払いに行った時に家主にもらった高級ふりかけをかけると・・・
美味い!
思わず感動の涙が出そうなくらい、美味い。ああ、お米の国の人で良かった。つい、そんなことを思う晩秋の夜。