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ある日の<俺> 3月20日。 春分の日は大雨

今日は春分の日。なのに、大雨。


屋上の家庭菜園(プランター造りだ)が気になって、雨が小休止したところを見計らい、様子を見に行った。


ののかと植えたチューリップの芽たちは無事だった。ミニ水仙やクロッカスもたくましい。雨に濡れながらも凛と花を咲かせている。良かった。


長く伸びた万能葱は、真ん中あたりで折れ曲がっているのが数本。先が茶色に変色する前に収穫しておこう。こいつら、根っ子を捨てずに土に植えただけなのに、大した生命力だ。その隣には、種を撒いただけだった春菊。こいつも元気に葉を繁らせてくれている。ちょっと早いけど、これも摘んでおくか。明日明後日は忙しいし。


その日の夕飯のおかずは春菊のおひたし(洗って切って茹でただけ)と、刻み葱入りインスタント味噌汁、焦げた玉子焼き・シーチキン入り。春菊はほろ苦く、春の味って感じだ。美味かったが、ちょっとじくが硬かった。


あー、明日は晴れるといいな。


そういえば、このビルに棲み付いてしまったらしい三毛猫はどうしたろう。姿を見なかった。猫は濡れるのが嫌いだから、その辺の物陰に隠れてるのかな。とりあえず、餌だけは置いておいてやろう。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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