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ある日の<俺> 4月20日。 八重桜の花房は

このコンビニに入ったのは、ツナマヨとシャケのおにぎりを買おうと思ったからだった。


それなのに、つい目に付いたオリジナル和菓子に手が伸びた。いや、でも三つも入ってるし、それなりに腹ふくれるかも。


何でそんなつもりになったのかと軽く考えてみれば、昼飯買いに来る途中、民家の塀の向こうに見えた見事な八重桜の、そのぽってりと俵型した花房。あれが、あれが似てると思ったんだ。


桜餅に。


それに気づいたら、何か猛烈に食べたくなってきて。でも我慢しようと思ってたのに、このコンビニ、洋菓子和菓子の品揃えが豊富だってこと忘れてた。


ピンクの餅を包む、桜の葉っぱの香りを思い出したら・・・うをを、腹が鳴る。


今日の昼飯は桜餅で決定。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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