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ある日の<俺> 4月12日。 男は黙ってクリーニング!

天気が良いので、冬物の洗濯をした。


毛糸のセーター(アクリル90%、毛10%)とか、毛糸のプルオーバー(アクリル75%毛25%)とか毛糸のカーディガンとか(アクリル100%)とか、毛糸の腹巻(アクリル10&毛90%)などなど洗濯機に入れる。


冬の間もたまには洗っていたが、まとめ洗いはやっぱり季節変わりのお約束だよな。もちろん、洗剤はおしゃれ着洗い専用だ。


が。これだけはクリーニングに出した方がいいのかな・・・


毛糸のセーター(100%純毛アルパカ)。


去年のクリスマス、娘のののかがくれたものだ。叔父である智晴にデイトレードの手ほどきを受けた彼女は、損をしない程度にそこそこの利益を上げているらしく、俺の誕生日とかクリスマスに「ささやかな」プレゼントをくれる。


俺の持っている中で一番質が良くて高価な毛糸衣類は間違いなくこれだ。もったいなくてあんまり着てないけど、自分で洗って縮んだり風合いが変わったら困るし、かといって、そのまま仕舞って虫がついたら悔やんでも悔やみきれない。


よし。もったいないとかセコイ考えはよそう。男は黙ってクリーニングだ!


・・・我ながら、しょぼい決意だなぁ。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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