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ある日の<俺> 3月8日。  首輪抜けされ溝にはまる

散歩中、首輪抜けしたダックスフントのダークくんを追いかけてたら、溝にはまった。それだけならまだいいが、底には水と泥が溜まってた。


足首まで泥水に浸かり、水飛沫とともに思わず情けない叫び声を上げる俺。


その声に反応してか、戻ってきてくれたダークくん。溝に片足突っ込んだまま尻餅ついてる俺のほっぺたを、心配そうに舐めてくれた。


尻尾、ふりふりふり。


お陰で無事首輪を付け直せたが、──冷たい。足、冷たい。


機嫌のいいダークくんを連れ、とぼとぼと散歩の続きをしていると、なんとなく『雪山賛歌』が口をついて出た。


『雪山賛歌』は、是非ダークダックスの歌声で。

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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