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ある日の<俺> 1月3日。 だらだら寝正月

うつらうつらとしてしまう。眠いのに眠くない、眠くないけど眠い・・・意識が途切れがちで、何だかタコになった気分。


新年明けて、初めての何も無い日。休み。


贅沢をして、朝からエアコンを入れている。それでもこのコンクリ打ちっぱなしの部屋の中は足元が冷えるんで、ソファに毛布を敷き、足元には湯たんぽをセットしている。


あー、ビールがぬるくなってしまった。次はワンカップでもいくかな・・・


だらだらするのが気持ちいい。身も心も弛んでいく。気分は日向のオットセイ。どてらを着込んだまま、ごそごそと毛布に潜り込む。ああ、至福。


遠く聞こえるテレビの音。


まるで子守唄みたいに聞こえる。うーん、このまま眠ってしまいたい。


・・・

・・・


──パパ、うたた寝するとかぜひいちゃうよ! 


俺は、はっと身を起こした。

今、ののかの声が・・・ 夢か。


いかんいかん、風邪を引くとののかに怒られる。智晴にも元妻にも怒られる。気をつけよう。


んー、とりあえず、起きて餅でも焼くか。どっかに海苔あったかな。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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