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ある日の<俺> 1月2日。  書道は初段

今日は元から何の予定もなく、寝ていられるはずだったんだが、急な依頼が入ったので出かけた。


どんな依頼かって、年賀状書き。元日に着た年賀状のうち、自分が出してない分を書こうというところで、利き手の甲を圧迫骨折したらしい。依頼主の小野田さん、廊下で転びかけて手をついたのが運の尽きだと笑っていたが、新年早々運を尽かしちゃいかんだろう。そこは「運が付いた」って言わなくちゃな、うん。


・・・シャレじゃないぞ。


小野田さんの年賀状は毎年手書きだという。手を痛め、独り暮らしで他に代わりに書いてくれる人もおらず、困っていたところ、何でも屋である俺を思い出してくれたらしい。


さて。高校の選択科目で取った書道初段の腕の冴え。披露いたしますか。


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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もそっちの<俺>も、<俺>はいつでも同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『古美術雑貨取扱店 慈恩堂奇譚』古道具屋、慈恩堂がらみの、ちょっと不思議なお話。
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