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おまけ。 『秋分の日の<俺>』
もう秋分の日か。早いもんだなぁ。
俺、春分の日と秋分の日は、昼と夜が等しくなる日だと思ってたんだが、そうでもないらしい。今日、お天気お姉さんが言っていた。
今日はまだ、昼の方が少し長いのだそうだ。本当に昼夜が等しくなるのは三日後、金曜日だという。
それでも、このところ夕暮れが早い。ほんの少し前までは、夕方五時過ぎでもまだまだ太陽はぎんぎらぎんぎらしてたのに。
ああ、太陽が逃げていく。地球はこれから、太陽から最も遠ざかる<遠日点>に向かうだから。それが即ち、冬至だ。
時が移り、季節が巡っても、何にも変わらない俺。
これって、人間としてどうなんだろう?
・・・今年、○×歳。己の来し方行く末について、柄にもなく考え込んでしまった俺だった。
これを書いた年の秋分の日です。9月23日。