5/24
クール系男子
「もう・・・なんなのよこの学校はっ!」
・・・・変態尭人に変態な先生・・・
もう二度と尭人の貰うものは貰わないことにしよう。
『ドンッ!!』
「きゃぁあぁっ!!!」
下を向いていたせいか誰かにぶつかってしまったらしい。
でも・・・あれ?
「・・・痛くない…」
「当たり前だ」
私はぶつかった相手に助けてもらったみたいだ。
つぶっていた目を恐る恐る開いてみる。
「っぁあっ!!!きゃあぁああぁっ!!!」
私のことを助けてくれた男の方を見て私は叫ぶ。
あっ!おもわず驚きすぎて叫んじゃった・・・
でも仕方ないよ。
目の前にいた男は尭人とは全く逆でクールな美形の方だった。
「どうしたんだ?」
「すっ・・・すいません!すごくかっこよくてっ・・・あっ!!!」
「・・・」
私ったら何してんのよ…
あぁあぁあ自分の頭の悪さに泣けてくる・・・・!
「あぁあぁああぁあぁああ!!!陽が杏を襲ってる!!!」
「・・・陽ちゃん・・・顔赤いけどどうしたの?」
「「!???」」
後ろから尭人の声が聞こえたと思うと
次には女の子の声が聞こえた。
・・・ってかなんで呼び捨て?