表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仮定  作者: 花霞
15/24

スティーブ

「ちょ、ちょっと止めろよ、杏!」

「五月蠅い!さっさと帰って!」

「まぁまぁ、杏ダメでしょ?お友達にこんなことしちゃ。」

「友達じゃないわよ!」

「そうです、お祖母様、僕たちは恋人なのです。」

「黙れ!」


私は尭人を無理やり玄関へと押しまくっている。

それをお祖母ちゃんが止めようとする。

これが今の状況だ。


「というかお祖母ちゃんなんでそんなに尭人の見方をしたいのよ!」

「だって自分の孫が創った子供も抱いてみたいんだもの。」

「そうです、お祖母様。同意見です。」

「アンタはいちいちいちいち・・・」


杏の右フックが尭人の脇腹へ直撃。


「グッ!何をする!」

よし、利いてる!


杏がもう一発喰らわそうとした時、尭人は急にこっちを向いて、

「そういえば俺今日サッカーの試合観に行くんだった。よかったら杏もどう?」

「え?」

「まぁ、いいじゃない、杏。でもいいの?尭人君。」

「ええ、チケットなら余分に有りますし。よかったらお祖母様もご一緒にどうですか?」

「あら、ありがとう。杏、行くわよね?」

な・・・なんでイキナリこんな話に・・・そりゃここを出てってくれるのは嬉しいけど、もうコイツとかかわりたくない・・・。


「あ、私勉強しなくちゃいけないから。また今度。」

今度はないけどネ☆


「でもスティーブも出場予定だぞ?」

「スティーブ様が?あのスティーブ様が?」

「ああ、今女学生を虜にしてるあの選手だよ。」

「行く!」

「んじゃ、決定。」


こうして尭人、杏、お祖母ちゃん一行はサッカー観戦に急きょ行くことになったのである。




【おまけ】

スティーブ・・・20歳。  

        「鳥取勝負パンツーズ」所属。

        イケメンすぎてジャニーズが芸能界を去ることに。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ