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仮定  作者: 花霞
11/24

お祖母ちゃん part3

「さ、あがってあがって。」


お祖母ちゃん、なんか機嫌よさそう。

私に友達できたと思ってるのかな。

こんな奴友達じゃないわよ!!


「おじゃましま~す!」

尭人は元気な声を張り上げながら入ってきた。

すると玄関に飾ってある絵を見て、


「お、杏、この絵誰が描いたの?凄く上手い。」

「それは親戚の伯父さんが書いたの。ちなみにこの絵の山、何かわかる?」

「槍ヶ岳。」

へぇ。詳しいじゃん、コイツ。

「アンタ山登ったことあるの?」

「中2の時に1回。杏は?」

「こんなかよわい女の子が登ると思う?」

「いや、太ももムチムチだし。ムチ子だし。」


ガッガッガッ


「ごめんごめん。冗談だって。」


ガッガッガッ


「痛っ!言っとくけど、痛いよ?脚。」


ガッガッガッ


「痛いって!ねぇ!」

「よくも思春期の乙女を『ムチ子』なんて言ったわね!屈辱!」

「だから、冗d・・・」


そのとき、

「さあさあ、二人ともそんなとこいないでコッチきなさいな。」



というお祖母ちゃんの一言で、『ムチ子事件』、終幕。


嗚呼、コイツを家に入れるのか・・・

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