序話
「どっ・・・どうしよう・・・!!」
目の前には大きく広がる豪華な門。
私はただ一人大きなバックを持って立っていたのだ。
・・・まぁ、取りあえずここは学校らしい。
私立樹桜学園。全寮制の上にこの外見。
完璧のお嬢様・おぼっちゃま学校だったりする。
そしてどうしてこの学校にこのごくごく平凡の私、時雨 杏が
いるのかというのはおいおい話していくことにしよう!
話す前に校長に挨拶!そして友達たくさん作るぞ!!
「その前にこの門・・・。どうすればいいの?」
1.乗り越える
無理に決まってるわ!身長は普通だけど門がでかすぎる!
2.周りの人に聞く
・・・誰もいないわ・・・
3.チャイムを探す!
「さぁあぁああぁあんっ!!3よ!!3しかないわっ。」
さぁさぁ、さっさと探すわよ!
『ぷっ!っくくくくっ・・・』
「?」
どこからか笑う声が聞こえた。
「えっ?誰?」
『あははっ!!君。時雨 杏だよね?ここだよ!門の柱。』
すぐに門の柱を見るとカメラ付きのチャイムがあった。
赤く点滅似てるということは話している人はずっと私を見てた?
・・・ってか私の叫びとかも聞いてたのよね?
顔がみるみる赤くなるのが分かった。
「っ――――――!」
『ありゃ!!君かわいいなぁ❤』
何をほざいているんだぁッ!見知らぬ人よっっ!
『…ぷっくり唇にパッチリ二重の目、さらっと腰まで伸びた黒髪…マジタイプ』
見知らぬ人は何かをボソリと何かを言った。
「ふぇ??」
『あぁ・・・何でもないよ!今、門開けるね』
その人の声とともに大きな門が音を立てて開いたのだった。