運動神経の善し悪し
「樺恋、今日変じゃない?」
「そうよね。いつもシュート決めたりするのに」
「樺恋、大丈夫?」
体育でのバスケ中、よく「大丈夫?」と心配されるように声をかけられる。
「大丈夫!」
もしかして、運動神経良いのかな。
たぶん良いのだろう、逆に言うと僕は運動神経が悪い。
(ちょっと!ちゃんとしなさいよ)
考え事をしていると頭の中に声が響いた。
「今夜は普段のこと教えてね」と小声で呟くと(今は試合に集中して)と言われたためゲームに意識を向ける。
それからは試合に集中出来たこともありなんとか逆転することが出来た。
「やっぱり樺恋、運動神経いいね」
「勝てたのは皆が頑張ったからだよ」
「集まって!」
先生の招集に、従い整列して話を聞いていると授業の終わりを知らせるチャイムが鳴った。
「次は種目決めをします。そのつもりで候補は卓球・バドミントン・ゴルフ・サッカー、この中から自分のやりたいものを選び多かった2つをやることにします。それでは解散」
僕は一足先に着替えを済まそうと歩き始めると、腕を掴まれた。
「待って」
「どうしたの?」
「一緒に着替えようね!」
「え?」
それは、まずい。
(・・・)
なんで樺恋は反応無いんだ?
「それって、決定事項?」
「決定事項!」
私は女子生徒に腕を掴まれながら更衣室に向かう。




