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ゼロの救世主  作者: 箱守ずむ
1/1

序章 邂逅

 俺には、何もなかった。

 だから、何でもした。

 そんな俺の元に、とんでもない依頼が舞い込んだ。


「私と共に、世界を救ってくれ」


 そんな馬鹿げた一言から、始まった。


◆◆◆


 狐の面をつけて、往来を歩く。

 だがそれに違和感を持つものはこの場にいない。道行く彼に人々は怪訝な顔も見せない。

 それどころか、人々は彼に声をかける。「いつもありがとう」「助かってるぞ」「またよろしくな」と。彼が答えなくても、構わず。

 彼の名はカイゼル。この街で便利屋として皆から親しまれていた。仕事は雑草抜きから、配達などなど。大きなものでは国から要人警護を頼まれたことだってある。

 そんな彼が訪れたのは街の掲示板。いつしかそこは彼への依頼文を貼る、ある種クエストボードと化していた。本日の依頼は三つ。その内一際大きな紙に乱雑に、異邦の文化が丸出しで書かれた文字に目がついた。


『決闘ヲ望ム。時刻ハ戌ノ刻。山ノ北端、木々カラ突キ出シタ崖ニテ待ツ -ダンゾウ-』


「……はぁ」


 思わずため息をついた。

 こういうことは珍しくなかった。その理由は明らかで、カイゼルは同業者の中では群を抜いて戦闘能力が高かった。その戦闘能力は度々、同業者が失敗した時の保険として雇われることがあった。

 そうして雇われた時は、大体依頼を受けた同業者が失敗した。その尻拭いを何度したことか。そしてそれを「仕事を奪われた」と勘違いも甚だしい因縁をつけてくる奴が後を絶たない。このダンゾウも、何の依頼だったかは忘れたが、確かに彼の代わりに依頼を遂行した記憶があった。

 とりあえず行くかどうかは置いといて、その紙を引きちぎり、丸めてゴミ箱に放り込む。するとそのダンゾウの紙があった場所の下から、複数の依頼書が姿を表した。


「……決めた。コイツは殴る」


 たった今、カイゼルはダンゾウを激しく軽蔑した。


◇◇◇


 『戌ノ刻』というのがよくわからなかった。異邦の文化を持ち出されても困る。

 時刻はすでに22時を回っていた。黙々と山を登る。ふと上を見てみる。今日は雲一つない。街ではあまり見えない星も、この山に登ればある程度は見える。満月ははっきりと見える。

 そんなことを考えていると、前方からガサガサと草をかき分ける音が聞こえた。獣かと思ったが、音の位置が高い。しばらく警戒していると人が現れて、カイゼルには目もくれず横を通り過ぎて山を降りて行った。そのようにして方々から、山を降りる音がいくつか聞こえてきた。


「……こんな時間に何だ? 見物客か? ……だとしたら、何故戦う前に帰る?」


 この山は昼間でも誰も登らないような場所だ。夜なら尚更、登る必要がない。見物客かとも思ったが、見る前に降りたならそれも違う。見当がつかなかった。


「……アイツが追い払うとも考えにくいしな」


 ダンゾウの可能性も考えたが、それもないだろう。仕事を奪われたと思うようなプライドの高い奴だ。当然自分がカイゼルを倒したという証拠を残したいはず。その時のために見物客は勝手にさせておくだろう。もしダンゾウが帰らせたのであればただの大馬鹿だ。

 馬鹿にしながら、ダンゾウが指定した場所に着いた。木々に囲まれた突き出した崖の先端に、二つの人影があった。一方は男性で縄でグルグル巻きにされており、もう一人は女性でその縄の先端を杭に巻きつけて杭を打ち込んでいた。


「悪かった! 本当にすまない! だから頼む、やめてくれ!」

「そーれいくぞ〜。3、2、1、バンジー!」

「ちょ、ふざけ……ああぁぁぁ!」


 杭を打ち込み終わった女性が男性を突き落とす。男性は叫び声を上げながら見えなくなった。……思えば今のがダンゾウだったのでは? ああ、すまない。君は救えなかったよ。

 全く心のこもっていない謝罪を心の中で済ませていると、突き落とした女性がこちらを振り返っていた。


「ようやく来たか。君が余りにも遅いから、つい彼で遊んでしまったよ。ああ、彼は生きてるよ。安心してくれ」


 こちらに向かって歩き、そして微笑みながらそう言った。

 それを見た途端、背筋が凍りついた。直感的に思う、「コイツは危険だ」と。全身が「逃げろ」と叫んでいる。まず間違いなく、勝てない。


「おい。逃げるんじゃない」


 そう言われて、初めて気づく。無意識のうちに、右足が半歩下がっていた。

 女性はさっきの微笑みからは想像できないような、険しい顔へと変わっている。と思うと、再び柔らかい微笑みを見せる。


「おっと、すまない。ようやく君に会う絶好の機会が来たのにみすみす逃す訳にはいかないからつい、ね」

「俺に……会う?」

「そう、君に会いたかった。勿論、依頼だ。あの掲示板には張り出せないような内容だがね」

「……受けるかどうかは、内容次第だ。手に余るものならば断るが。勿論、口外はしないことを約束する」

「ふぅむ、そうなのか。まあいい、とりあえず聞いてくれ」


 張り出せない内容……それを聞いて、殺人、密偵、その他裏社会の様々な面を思い浮かべる。

 女性は咳払いをすると、言い放った。至って、大真面目に。


「私と共に、世界を救ってくれ」

「……は?」


 想像していたどれとも異なるものだった。いや、想像しえないものだった。

 戸惑っていると、女性が一人でに話し出す。


「何を言っているんだこの妄言野郎は、とでも言いたげだな。うん? 私の場合は野郎ではないか? いやまあ、どうでもいい」


 女性は首を軽く横に振り、本題に戻ろうとする。


「さて、もう少し具体的に説明を……」


 そう言った時、前方から強い光が起こった。眩んだ目を開けると、空に巨大な白い穴ができていた。


「これは……?」

「なんとタイミングの悪い……! まだ何も説明できていないというのに」


 女性はあからさまに不機嫌になる。


「少年、君には本当にすまないが、返事を聞く前に巻き込んでしまった。恨むなら奴らを恨んでくれよ!」


 そう言って、女性はローブを脱ぎ捨てる。すると真っ先に目についたのはその背にある蝙蝠のような二対の翼だった。


「吸血鬼……!」


 吸血鬼、それは人の血を啜って生きる生命体。人類の敵の一種。それがこの女性の正体。


「私のことは後だ! 今は信じて欲しい! 私は吸血鬼だが味方で、奴らが敵だ!」


 吸血鬼は声を荒げる。とても先程まで余裕な態度を見せていたとは思えないほど必死に。


「……」


 カイゼルにはその言葉は正直信じ難かった。が、どうも嘘とは思えない一面もあった。その言葉を信じるべきか、どうすべきか、悩んでいる間にもヤツらは迫っていた。


「来るぞ……!」


 吸血鬼がそう言った時、白い穴から無数の人型の生命体が現れた。しかし、人ではない。背には白い翼を持っている。前衛は規律正しく円状に並び、後衛はそれに連なるように飛来した。

 そして二人の数メートル手前まで来ると、その場に静止した。その円の真ん中に位置する三対の翼を持つ者が口を開いた。


「お初にお目にかかる。僕はミカエラ。我が主のため、ライラ・ヴァーミリオン、貴様を殺す」


 ミカエラと名乗ったその生命体は炎に包まれた剣を吸血鬼へと向ける。

 吸血鬼改め、ライラ・ヴァーミリオンは先までの焦りは何処へやら、落ち着いた口調で返す。


「これはご丁寧にどうも、ミカエラ。しかし残念だがそれは叶わんよ。今日はこの子がいるからね」

「おい、俺はまだ……」

「頼む、合わせてくれ。少しでもヤツらの虚をつきたい」


 突然肩を組まれ困惑したが、とりあえず従うことにする。ライラにされるがままにしていると、ミカエラが口を開いた。


「……? 一人で何をしている?」


 ミカエラのその言葉に、二人は反応した。


「俺が見えていない……のか?」

「……もう少し様子を見よう」


 ライラが小声で返し、腕を肩から退けた。ライラも困惑しているようだった。


「歳をとって、ついに幻覚を見るようになったか? ならばむしろ好都合! 行きなさい!」


 ミカエラの号令で、ミカエラの配下達が一斉にライラへと向かう。配下達は剣に槍、斧など様々な武器を手に、振りかぶる。


「誰が歳だ」


 少し怒り気味に腕を払うと、近づこうとしていた生命体の首が全て吹き飛ぶ。武器は地に落ち、生命体の肉体は光の粒子となって消えた。


「やはり既に仕込んであるか、抜かりない。ならば、こちらも全力で行こう」


 ミカエラが腕を振り下ろす。と同時に、その周囲の生命体の正面に魔法陣が現れ、炎の弾丸が吐き出される。


「チッ! 貴様が来たから予想はしてたが!」


 弾丸を最低限の移動で躱しながら、少しずつミカエラとの距離を詰めていく。しかし、それで手一杯のようだった。カイゼルは流れ弾を避けながら、ライラと並行して動く。


「おい、ライラ。炎が苦手なのか?」


 その言葉にビクッとして、弾丸が一発、命中した。


「大丈夫か!?」

「あ、ああ。問題ない。そうだ、私の能力は炎であっさり潰される。…………いきなり名前呼びとは、驚いた」

「……?」


 後半は聞き取れなかった。


「まあいい。検証ついでだ、俺が何とかしよう」


 カイゼルは落ちていた剣を拾い、それを炎を放つ生命体の一つに投げつける。生命体はそれに直前に気づいた様子だったが、躱す暇はなかったようで命中した。剣は胸を貫いて、その生命体は先程と同じように光の粒子となって絶命した。

 仲間が殺されたことに気づき振り返ったミカエラは度肝を抜かれたような反応だった。


「……裏からの攻撃。成程、躱しながらも糸で武器を操ってぶつけたのか」


 それはあくまでライラがやったような言い草だった。


「……やはり俺は見えていないのか」

「ああ。どうもそうらしい」

「……妙に引っかかる言い方だな。まあ、いい。ならばそのようなことができぬよう、全力で燃やし尽くそうか!」


 ミカエラの周囲の生命体の魔法陣の形が変化した。ミカエラも燃える剣を突き出し、その正面に魔法陣が現れた。


「……マズいな、これは!」

「放て」


 魔法陣から放たれた炎は一つの巨大な炎となり、ライラへ襲いかかる。横にも縦にも巨大な炎は空へ逃げることも横へ逃れることすら許さない。炎に追いつかれまいと全速力で逃げる。


「少年、頼む! なんとかしてくれ!」

「もう少し待ってろ」

「吸血鬼の私が言うのもなんだが、鬼か君!」


 カイゼルは武器を次々と投げつける。それらは続々と生命体を撃ち落とし、段々と炎の威力は収まっていく。


「一体どういうことだ!? 何故武器が飛んでくる!?」


 ミカエラは完全に混乱していた。ライラは見る限り何もしていない、ただ全力で逃げているだけ。だというのに、武器が飛んできては仲間が死ぬのが繰り返されている。カイゼルが見えない彼にとってこれはあまりにも異常だった。そして彼は配下に命令する。


「下級天使ども! 地上に降りてとにかく暴れろ!」

「……天使?」


 武器持ちの配下は次々と地上に降りてとにかく武器を振るい始める。それらにもカイゼルの姿は見えていないようだが、いつの間にか周りは武器を振り回す配下で囲まれていた。

 しかしカイゼルは冷静だった。それどころか寧ろ危機感が疎いレベルだった。ミカエラが言った天使、それに思慮を巡らせながら攻撃を躱していた。


「……聞き覚えはあるはずだ。だが、どうも思い出せない。霧が晴れない」


 カイゼルはそう言いながら、自分の左手首をナイフで切りつける。普通の人より遥かに多い量の血が腕を伝う。


「考えるのは後にしよう。今はこの、天使という生命体を殺すのが優先だ」


 カイゼルは能力を発動させる。それは、自らの血液を任意の形の結晶へと変化させる力。彼はこの結晶を「血晶」と呼び、その能力を「血晶術」と名付けた。

 血晶術によって、腕に流れた血は刀となる。それを右手に持ち、斧を振って無防備な天使の首に狙いを定める。そして、横へ一閃。その首は宙へ待った。


「……人より少し硬いぐらいか。まあ、問題ないな」


 首が飛んだ。突然の出来事に困惑したような様子を見せたが、すぐに周囲の天使が一斉にその場に向かって武器を振るう。だかそれはどれも見えない何かに対する攻撃。狙いの外れた攻撃を躱すのは容易いことだった。


「では、殺すか」


 一人、二人、三人。首を斬り、顔を斬り、時には体を両断する。ひらりひらりと躱しながら破竹の勢いで天使を倒す。ざっと30は倒したが、それでもまだ天使の数は多い。


「キリがないな。ここらで一発使うか」


 カイゼルは左手首を止血せずに戦い続けていた。それにより、その足下を中心として血溜まりが出来ていた。カイゼルは刀を地面に突き立てて、両手の指を交差させながら祈りを捧げるかのように握る。


「血晶蓮華」


 血は瞬時に血溜まりから突き出す無数の血晶の棘へ変わり、それが天使の肉体を貫く。それによって、地上にいた天使は全滅した。


「なんだ……あれは……」


 ミカエラがふと地上を見ると、血晶で巨大な美しい蓮の花が咲いていた。そして、天使の姿が見えない。流石に事態を重く見て、炎を放つ手を止めその蓮の花へ向かうことにしたその時、


「……! 総員、手を止めて回避しろ!」


 号令をかけた。しかし、遅かった。蓮の花弁が炎を放っていた天使たちを貫いていく。最後の一人まで、容赦なく。


「……」


 言葉を失っていた。急速で降下し、その蓮の花の中央を見つめる。何も見えないが、感覚を研ぎ澄ませば何かがいることがわかった。炎の剣を構える。


「貴様か、先程から我らを襲っていたのは」

「ようやく降りてきやがったか、天使さん。……と、聞こえないんだったか」


 カイゼルは残念そうにそう言う。地面に突き立てた刀を抜いて、それをミカエラに向ける。

 ミカエラは突然宙に浮いた刀を見て、何かがいることを改めて認識する。


「覚悟しろ、貴様は我を怒らせた」


 ミカエラの体から炎が噴き出し、その手に持つ剣も燃え上がる。そして、宙に浮く刀の持ち主の首を斬らんと地面を蹴った。だが、


「全くだ。久々に私も怒ったよ」


 背後から声が聞こえると、その瞬間から身動きが取れなくなった。両腕、両足そして首に何かが絡まっている。それを辿って首を後ろに向けると、そこには焼け焦げた服を着たライラが立っていた。


「……ッ! ライラ・ヴァーミリオン!」

「アディオス、ミカエラ」

「クソがァァァァッ!」


 ミカエラが炎を強めようと力むが、その前に首が飛んだ。その首が地に着く前に、肉体は光の粒子になって消えた。炎を纏っていた剣もいつの間にか消え去っていた。

 カイゼルが指を鳴らすと、刀や蓮の花の血晶は全て粉々に砕け散った。そして、一息ついて、


「……もしこれが物語だったら、これからが熱い場面だったろうにな」


 嫌味っぽく言った。


「そうだな。物語ならば、完全に駄作だ。だが、これは現実だ」


 思ったより強く返され、狼狽える。


「少し言ってみただけだ。それに、そうは言ったが実際、ヤツが最後に出したあの炎……あの熱を浴びれば俺は剣を交える前に溶けていただろう。だから、その……助かった」


 ライラは「フッ」と微笑み、そして空を見た。そこで気づいた。光の穴が閉じていない。そしてその光の穴で何かが煌めいた。


「……まさか」


 ライラの顔が急激に青ざめていく。


「少年、今すぐこの場を離れるぞ! 急げ!」

「ん? 何故だ?」

「いいから早く! 存在も何もかも消えてしまうぞ!」


 天使が現れた時よりも遥かに狼狽えていた。事態は把握できないが、とにかく従う。


「マズいマズいマズいマズい!」


 ライラは道中ずっと口にしていた。


「どこまで逃げるんだ?」

「わからない! とりあえずあの場から遠く、遠く!」


 問いかけてもこの調子だった。そして、再び光の穴に煌きが見えた。そして、次の瞬間、


「くる! 少しでも遠く、遠く!」


 その光の穴から白い光が放たれて、二人の真後ろを通過した。白い光に包まれて、木々はおろか地面すら見えない。徐々に、徐々にその範囲は拡大していく。幸い横へは拡張が遅いため何とか二人の足でも逃げられた。

 白い光は三十秒ほど照射されて消えた。二人は漸く足を止めることが叶い、カイゼルは膝に手をつき、ライラは地面に寝転がった。二人とも息が完全に上がっていた。


「ハァ……ハァ……あぐっ!?」


 突如カイゼルを頭痛が襲った。耐えがたい痛みで、思わず声が漏れる。そして、頭に声が流れてくる。


『逃げろ! 逃げろ! あの白い光に捕まるな!』


「白い……光……」


 その言葉を反芻する。それは先程の白い光のことだろうか。


「あがっ……!」


 再び頭痛がした。そして、今度は声と共に映像も見えた。


『頼むぞ××。俺達の未来を……守ってくれ』


 それを言った人物は、体の半分が先程見た白い光に飲み込まれていた。顔は黒く塗りつぶされており、声も一部聞き取れなかった。見覚えも無く、聞き覚えのない声だった。その映像は一度きりだったが、頭の中にハッキリと残った。それを何度も何度も反芻する。

 幻覚……のように思えたが、それは違う。何故だか確信があった。幾度も見たのはその確信が理由だった。これは、自分の過去の記憶だ。さっぱり覚えていないが、これは見たことがあるはずだった。


「ハァ……ハァ……大丈夫か、少年?」


 ライラに声をかけられ、現実に引き戻される。


「……大丈夫だ」


 既に息は整っていた。そして、狐の面を外してライラに訊ねる。


「教えてくれ、ライラ。世界を救う、その話を。これはきっと、俺にも関係のあることだ。カイゼルじゃなくて、ルルとして」


 その目には、覚悟が備わっていた。


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