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異世界桃太郎  作者: 気紛屋 進士
第一章
4/11

訓練!⋯⋯やっぱりきついけどねっ!

今回は短いです

 前回の拷問を生き延び、半月がたった今、俺は⋯


「おおおおおおおおおお!」


 ⋯結局走ってます!

 理由は⋯⋯

 ―ザクッ―

 そんな感じの擬音が聞こえた瞬間隣の木が倒れた

 そう、理由はこれだ、そしてこの状況を作り出したのは⋯


「桃太郎、逃げ回ってるだけではこの遊び的訓練は終わらないぞ!」

「アスじいちゃん、前と同じ感じになってるけど、いいの!?」


 そう、前回うっかり俺を殺したアスじいちゃんだ


「前と違い、弱い剣風だから大丈夫だ!それに剣だって木剣だからな。さあ、全力で私の持っている鈴を取りに来い!」

「近づいたら容赦なく剣で叩いてくるじゃん!」


 今やってる訓練はアスじいちゃんから鈴をとったら終わりという一見すると楽そうなのだが、いかんせんアスじいちゃんが強すぎる

 俺も最初楽勝だと思い、普通に近づこうとしたら


「最初から私の間合いに入ってくるとはな!⋯だが、そんな隙だらけの動きで鈴をとれると思うな!」


 といいながら軽く10連撃を越える剣技を見せつけ

 数発当たって仰け反った俺に剣風で追い討ちをかけてきたのだ

 アスじいちゃんが使っているのは本当に木剣で俺が使ったこともある木剣なのだが⋯

 ―ザクッ―

 ⋯また隣の木が斬られた⋯

 木剣の剣風でも大木をきれるのだから人間にもそれなりのダメージが入るにちがいない

 最初の剣風は吹き飛ばすことに特化してたので、それなりに吹き飛ばされた

 吹き飛ばされたことによって距離を取れて今剣風をさけられているのだが⋯

 ⋯でもこの訓練鈴を取らなきゃ終わんないんだよなぁ


「んー、なんか打開策は⋯」


 先ほどから何度も聞こえてる空を斬る音によって思考は中断された

 考えてる間にやられたら意味がないのだ、まず落ち着いて考え事をできる所を探さねば!

 そう考えた時にお誂えむきの岩場があった

 俺はそこまでダッシュで駆け込み、岩場の影へと隠れた


「ふぅー、とりあえずこれで剣風はある程度防げるだろ、どうすっかなぁ」


 俺がこの半月程度で学んだことは受け身と初歩的な剣術くらいで、あとは生活魔法が少し

 そして相手は〔剣鬼〕アストレア=アルフォード


「⋯⋯無理ゲーじゃね?」


 まあ落ち着け、俺は確かにチートなしで魔王とを倒すのは無理だ!って転生前ごねたけど、相手は魔王じゃないし、魔法も使えない、そして何より別に倒さなくてもいいのだ

 〔剣鬼〕と呼ばれてたって、相手は人間なのだか⋯

 ―ブォン―

 今までとは違う剣風の音が聞こえ、周囲の木数十本と俺の隠れていた岩が真っ二つに横に斬れた

 それを見て俺は数秒の硬直のあと、すぐさま走り出した

 そして、小さな声で叫んだ


「やっぱ人間じゃねぇええええええ!」


 木を木剣で斬るのはまだわかる、強度が同程度なのだから

 でも岩を斬るのは化け物だとしか思えない、だって普通の石は木よりも硬いのだから

 どこかに隠れて落ち着いて考えないと⋯

 でも岩も斬れるのなら隠れれる場所がみつからな⋯

 そこまで考えた時に足が浮いた

「え?」

 そして奈落の底へ落ちていき俺は意識を失った




 体感感覚で数時間たったあと俺は意識を取り戻した、そこで見たものは美しい神殿らしきものと⋯⋯


 ⋯⋯あの糞天使の像だった⋯⋯


「なんであの糞天使がこんな立派な神殿にまつられてるんだ?⋯まあいい、転生に関しての怨みつらみをこの像にぶつけてやる!」


 俺はその糞天使像に向かって拳をふりかざそうとしたが


「そうはさせませんよ、《バインド!》」

「なぁっ!?」


 突如現れた声の主に魔法で拘束された

 俺はその聞き覚えのある声の主を凝視した

 その声の主は金髪碧眼でいかにも女神っぽく、そして今殴りかかろうとした天使像とまったく同じ姿をしていた⋯⋯

アストレア=アルフォード

・剣鬼

・見た目⋯白髪の老紳士

・年齢⋯62歳

・備考⋯マーリン=アルフォードの夫つまりロリk⋯

―ザクッ―


〈〔剣鬼〕アストレアの斬撃

〉作者は真っ二つになった

⋯⋯作者は死んだ⋯⋯



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