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朝、部屋でおにぎりを食べてから商業ギルドへ
お金が入ったら、おにぎりの具材増やしたいし、旅に出るのか、この国で暮らすのか宿屋を借りてる1週間である程度決めないと。
旅に出るって言っても魔物とか居るし、攻撃系のスキル1つも付いてなかった気がする…とりあえず武器買ってみるか?
そんなことを考えながら歩いてたら商業ギルドへ到着
ギルドマスターのコンラットさんを呼んでもらった。
「ちゃんと来ていただいたのですね。ありがとうございます!」
「頼まれてた分の2倍持って来たんですけど買取大丈夫ですか?」
「おぉー胡椒はいくらあっても助かるので全然問題ないですよ。香辛料なんかもあれば助かります。ちなみに胡椒はどれくらいまで卸せますか?
今ちょうど祭が近づいてるもので需要が高まってまして。胡椒や香辛料の産地は海を行って往復1年位かかりまして。さらに海にも魔物など居ますので、行って帰って来れる船は少ないのです。
香辛料はこの大陸でも栽培はされてるので、そこまで困らないのですが、胡椒だけはなかなか栽培しても上手くいかず、少量しか栽培が成功しないんです。
ですから少なくとも今の10倍あっても全然困らないのです。
商人達もお得意様の貴族から注文があり手に入れるのに必死なのです。
もし、このまま10倍用意出来るのであればクエストとして、1200金貨とランクをCランクへグレードアップ。さらに必要な費用は、ギルドで持ちましょう。
あればあるだけいいので追加分も10キロ120金貨でいかがですか?
今日の分は少し色をつけて220金貨で」
昨日より高値だし、一袋1キロ入りだいたい300円が10万円に化ける。
業務スーパー様々だよ。
胡椒さえあれば、ここでの生活はなんとかなりそう。麻袋に入れ替えるのがかなり面倒だが、お金は必要なので受ける事にした。
明日の午後に持って来る約束をして、結構な金貨が手に入ったので、細々としたものを揃える事にした。
また、マーケットへ向けて歩き出す。