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赤色矮星(レッド・ドワーフ)

自分の存在そのものが ちっぽけな気がして

何だか悲しいそんな時には 夜空を見上げる


きらめく一等星 はなやぐ二等星

たくさんの星々が 私を包む


星の大河に守られながら 私は海へと下る

赤くほのかな小さい星が 私の他にも見える


誰もがみんな 誰にも気づかれず

静かな炎を燃やしながら

宇宙(そら)の片隅を流され続ける

ほのかな太陽(あかり) 赤色矮星(レッド・ドワーフ)



自分の存在そのものに 意味がない気がして

何もしたくないそんな時には 夜空に眼を閉じる


目に見えない星々の 焼けつく嵐が

はるかに離れた 私を暖める


宇宙(そら)の息吹は音もなく 私の横を駆け抜けて

瞼の裏に浮かぶのは 赤いオーロラのカーテン


誰もがみんな 知らん顔どうしで

ダイヤに紛れたルビーの欠片(かけら)

宇宙(そら)の片隅で輝き続ける

小さな太陽(あかり) 赤色矮星(レッド・ドワーフ)



誰もがみんな 赤色矮星(レッド・ドワーフ)

ほんとは知っている 赤色矮星(レッド・ドワーフ)



宇宙(そら)のさざ波がいつか 私を通り過ぎる時

心に感じる痛みは 原始の海の芽生え


誰もがみんな 誰にも教えない

命を宿した惑星(ほし)(いだ)いて

宇宙(そら)の片隅で祈り続ける

永遠の太陽(あかり) 赤色矮星(レッド・ドワーフ)

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