第十六回「あの時君も若かった。」
わたしは、いろんな音楽を好む。
以前は言うのが恥ずかしかったけど、
ロックやポップス、アイドル、懐メロまで...
良いと思ったものはなんでも聴いちゃう節操のなさ。
そんな中で...特に最近好んでいるのは
GS(=グループサウンズ)と呼ばれる60年代後半に流行ったジャンル。
前にも話題にしたことがあったはず。(覚えてない)
このGSの良さって、時代感の無さだよね。
アレンジを変えれば、現代でもしっかり通用しちゃう。
そういう意味では時代の先を読んでいたような気がするな。
これまでのエッセイを読まれてる方はご存知だと思いますが、
わたしは一番流行っている時代をまったく知らない世代の人間です。
そんなわたしが何故これに惹かれたかというと...
メロディーや歌詞が良い意味で邦楽離れしているところに惹かれたんだろうな。
極端に古めかしいものだったら、多分聴いてない。
「はっぴいえんど」の話をしたときも書いたけど、
今でも評価の高い音楽って、必ずそういう一面があると思う。
最近のアーティストでいえば、にゃんぞぬデシさんとかそんな感じがするよね。
(去年の秋元康さんがプロデュースした48・46系列の楽曲にも似た雰囲気を感じる)
誰かが言ってたけど、ブームメントは必ず一周してくるから。
きっとまた何かしらの形で流行する時代がやってくる。
その時にどんな曲が出てくるのか、本当に楽しみです。
ちなみに、わたしが一番好きなGSの曲は
ザ・スパイダースの「あの時君も若かった」かな。
すごく王道な曲だけど、作り込まれたサウンドが最高。
かまやつさんのメロディーは身体によく馴染んでくれる。
ムッシュかまやつのライブ、一度生で観てみたかったなぁ...
音楽をちゃんと聴くようになってから、こんな思いをするのは初めて。
心にぽっかりと穴が空いたような気がします。
改めて、ご冥福をお祈りいたします。




