トニーの秘密①
メアリー達は次の街へ馬を走らせていた。
前回の怪我のこともあり、心配性のフランが同行することになった。
メアリーの怪我は完治はしていないものの、左と同程度に使える位になっている。
メアリーがやけにトニーの方を見ていることにフランが気づく。
「メアリーちゃん?トニーさんがどうかした??」
馬をゆっくり走らせながらメアリーが答える。
「昨日、次の街に行くって話をして、街の名前言った時からなんか様子がおかしいんだよね…」
「ああ…なんだろうね?
まあ、次の街に着けばわかるんじゃない??」
フランも気づいていた様子。
そして続ける。
「本当に嫌ならその理由も合わせて嫌だと言うだろうし、行きたくない素振りではない気がするけどな〜」
トニーは振り向くことなく前を見据え馬を走らせている。
数時間後、街へ到着した。
一旦、酒場で休憩を兼ね食事をとることにする。
3人で食事をしていると、2歳位の子供がよちよち歩いてくる。
「あれ?迷子かな?」
辺りには親らしき者はいないようだ。
テーブルの下をくぐり抜け、メアリー達のいるテーブルで足を止める。
トニーの方へを向き、両腕を上げ抱っこをしてほしそうな動きをする。
「だっこ、だっこ」
トニーは、はいはいと言いながら優しく抱きかかえだ。
フランとメアリーがからかい始めた。
「なんかトニーに似てないー?金髪のとことか。」
「なんかすごく懐いてるみたいですし、トニーさんの子供じゃないですか〜??」
その時、子供が二人に怯えた様子で眉をしかめ、小さな手でぎゅっとトニーにしがみつく。
続けてトニーを見上げ、
『ぱぱ』




