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2話 体育館裏にて

結局あの後先生が来て何とかなった

奴に体育館裏に呼び出されているのを思い出した昼休み

無視しようと思った午後の授業

だが、明日どうなるか怖くて結局体育館裏に向かう現在

でも体育館裏って青春だよな〜なんて思いつつ現実逃避中

目的地に着くと既に奴がいた

目的地に着くとってカーナビみたいだよな、なんて思いつつ奴らに近づいていく

「待った?」 「いや、今来たとこだ」

こんなカップルみたいなやりとりして見たかったんだ

最高‼︎

相手男だけど

「ってそんなことしてる場合じゃねー‼︎」

く、ばれたか

このまま気を逸らす作戦だったのに

「お前もちろん冬姫さんと付き合うんだろうな‼︎」

いきなりその話かよ

俺が返事を考えていると

誰かが歩いてくる音が聞こえた

「ヤベッ」

俺と奴は急いで草むらに隠れた

何でかは言わなくてもいいだろう

この時ばかりは奴と考えがシンクロしていた気がする

だって誰かの青春が見られるんだから‼︎

しょうもないことを考えているうちに歩いてきたのは

西田茜さんだった

(何しに来たんだ?) (俺に聞くなよ)

誰かの告白が見られると思ったのに彼氏持ちの西田さんが来て拍子抜け

浮かんだ疑問を奴に尋ねていると、後から男が来た

(告白かな?) (知らねーよ‼︎黙って見てろ‼︎)

コソコソしていると急に男が大声を出した

「西田さん‼︎僕と付き合ってください‼︎」

その声にビックリしたのは言うまでもない

ビックリっていうか普通にビビったもうチョイで立ってた

でも、美少女って彼氏いても告白されるものなのか?

あいつが特別なだけだろうか?

そんなことを考えていると

「ごめんなさい、好きな人がいるので」

彼女はキッパリと断った

好きな人というのは彼氏だろう

彼氏と言わないのは恥ずかしかったのかもしれない

「噂は本当なんだね」 「ごめんなさい」 「謝らないで、こっちこそごめんね」

そういうと男は走って行った

そろそろキツくなってきたから早く行ってくれ

そう思っていると目の前に急に蜂が飛んできた

辛うじて声は出さなかったが、立ったのはまずかった

彼女に見つかってしまった、因みに隣にいた奴はいつのまにかもう居ない

ずっと二人見で見つめあっている

今のラブソングの歌詞とかにありそうだな

、、、

え、何で喋らないの?

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