1話 告白
朝からクラスは騒がしかった
それもそうだ何故ならこの学校の誰もが知っているであろう美少女に
彼氏ができたらしい
クラスには
噂する女子と嘆く男子に分かれていた
そして彼もまた
例に漏れず
嘆いていた
ーーー
「嘘だろ…」 「嘘じゃないんだよ」 「嘘だ嘘だ」 「ほんとだよ」
「そ、そんな、、、西田さんに彼氏なんて」
西田さんとは
西田茜のことだ
彼女は陰キャ陽キャオタク関係なく接していた美少女である
そんな彼女に彼氏ができたらしい
しかも
学校一のイケメンときた
「やっぱり顔なのか、、、顔か、、」
「まっ、いつかこうなる運命だったんだ、諦めて身にあった恋を探せよな」
く、悔しいが何も言えない
はぁ
新しい恋か
やっぱり探さないといけないのか
ーーー
放課後
「残念だったね、太陽くん」
こいつは冬姫
誰に対しても冷ややかで
校内の一部には信者によるファンクラブがあるらしい
何故そんな彼女が俺といるかと言うと
幼馴染だからだ
冬姫は性格のせいで友達がいない
だから俺と帰っているのだ
「何がだよ冬姫」 「知ってるよ茜さんのこと」
「く、バレてたか、新しい恋を探さないといけないんだよな」
「ねぇ、もし他に好きな人いないなら私と付き合おうよ」
「、、、まじで?」 「うん」
ガチかー
「と、とりあえず考えさせて」 「分かった」
こ、告白されてしまった
ど、どうしよう
俺たちはそのまま
たわいない会話をしながら帰った
ーーー
次の日
「おい飛騨お前冬姫さんに告白されたんだって⁉︎」
「羨ましいなー、とりあえず放課後体育館裏な」
ど、どうしてこうなった
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