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捜査状況

亮はF電機跡地に計画するショッピングモールまた

ルーセントホテルチェーンにロシアンマッサージを

出店する計画を考えていた。


「亮、ナターシャたち日本語を覚えるのが

とても早い気がする」

玲奈がナターシャ達を見ながら言った。

玲奈がロシア美女を観察していた結果を話した。


「たしかに、日本語の周波数は

125~1500ヘルツ、

英語は750~5000ヘルツは日本語に比べて

周波数が高い為に日本人は英語を聞くのが苦手で

英語習得が時間がかかると言います。

逆にロシア語の周波数は125ヘルツから

8000ヘルツで日本語に近い、

と言うのは英語教材会社の話しです」


亮は玲奈の問いに長々と答えた。

「本当はどうなの?」

「日本の英語教師レベルの低さじゃないでしょうか、

ひたすら紙の上でのテストばかりで

アメリカでもイギリスでも通じない発音の

英語教師に教わってきた 

日本国民は気の毒です」


「そうね、私もTOEICのテストの為に英会話教室へ通ったわ」

「1番必要なのは相手と話をしようとする

気持ちですね」

「やはりベッドの上がいいのね」

亮と玲奈の日本語の会話にナターシャが

割り込んできいて、日本語をほとんど

理解していたナターシャに

亮と玲奈は顔を見合って笑った。


「クラウディア、イリーナ。

マッスルカーブでモデルウォーキングの

レッスンをしてくれませんか。YouTubeに

載ったせいでモデルウォーキングの

教室を作る必要があるんです」


「OK、亮いつでもいいわよ」

二人が微笑むと玲奈が聞いた。

「一般の人がウォーキングをしてメリットはあるの?」

「姿勢が良くなります。最近スマフォのせいで猫背に

 なっていますからね。美しい姿勢は上品に見えます」


「それに、お尻の形が良くなるし足も細くなる」

イリーナが日本語で話した。

「ダイエットウォーキングのレッスンが

良いと思います。イリーナも日本語わかるんですね」


「日本語は単音51音だけですから話すのは簡単です

 ただ、漢字とひらがなとカタカナが混ざっているので

難しい意味が多いの」

「亮って優しいのね」

亮の考えを知った玲奈は亮の優しさを

強く感じていた。


「何がですか?」

ピョートルとアントンと食事に行っていた

アイザックが帰って来て亮の肩を叩いた

「亮、ところで沖縄と京都へ行きたいんだが

案内してもらえないか?僕の彼女に

まだ会っていないだろう」


アイザックは日本文化に興味がある

彼女が日本に来ることになっていた。

「彼女ですか!」

亮はクラウディアかイリーナが

アイザックの愛人だと思っていたので

突然アイザックの彼女と言われてドキドキしていた。


「ああ、婚約者だ」

「婚約者、良いですね」

「俺もそろそろ家庭を持ちたいんでね」

「あはは、その通りですね。

さて沖縄は今世界的にも人気で

観光客200万人を超えたそうです。人気があるのは

風光明媚な自然と」


「うん、明後日カテリーナが

こっちに来る事になっている」

「はい、承知しました」


ナターシャとクラウディアとイリーナは

亮の方を向いてウインクをした。

「亮、まさか俺はこの三人と

関係が有ると思っていたのか?」

アイザックが目を丸くして聞いた。


「はい、僕だったら間違いなく・・・」

「キャー、嬉しい」

ナターシャが椅子に座っていた亮に抱きついた。

「まったく、上手いんだから」


玲奈が亮の尻の肉を摘むと

アントンが亮の足を蹴飛ばしピョートルが

亮の頭を小突いた。


~~~~~

「会長、野田夫妻は家に戻ったそうです」

野田の家の周りを監視していた部下から

連絡を受けた宮部は塩見に報告をした。

「今度はしっかりと監視しろよ」

「はい」


宮部は塩見の厳しい言葉に背筋を伸ばしで礼をすると

困ったような顔をして塩見は宮部に聞いた。

「ところで宮部、昨日から菊池と連絡が取れない。

行き先の心当たりあるか?」

「いいえ、俺も今朝からメールを送っているんですが。

まさか警察に捕まっているのでは?」


「いや、そんな事は無い。

捕まっていれば警察から連絡あるはずだ」

「そうですね、何処へ行ったんでしょうか?」

「女にでもはまったか、それとも・・・。

宮部明日にでも菊池の部屋に様子を見に

行ってくれ」

「はい」

宮部が返事をすると手帳を見ていた塩見が宮部に聞いた。


「ところで今日の打ち合わせの場所は?」

「はい元のJOLホテル銀座で名前が

変わったルーセントホテルGINZAです」

「そう言えばJOLの倒産以来我々は手を引いていたが

JOL機のハイジャック以来首脳陣が解任され

経営が上向きになって再上場する。

昔はJOLホテルは只だったし

航空券は半額だった」


「はい、再上場後はねらい目だと思います」

「今回の経営陣や経営にも穴があるはずだ、

調査させるか。五木田を呼んでくれ!」


塩見は五木田と言う調査部の人間を使って

狙った組織のありとあらゆる弱点を探らせ、

会社社長を始め、取締役とその家族の

行動を監視し、異性関係、借金、犯罪、交通事故等等

脅せる部分はすべてデータにまとめていた。

その調査は政治家、警察幹部、官僚まで及び

弱点を握られた者は塩見の言うなりにならざる負えなかった。


~~~~~

「警視、国城正章行き先がまだ、見つかりません」

父親との話しを終えて席に戻った美咲に

樫村が報告に来た。

「そう、沖縄に行かなくちゃいけないかしら」

美咲は国城の犯罪を立証できていない今

沖縄県警に捜査協力を依頼できなかった。


「そうですね、準備しましょうか?」

「その前に飛行機の登場者リストから

国城の名前を調べてください。

もし無かったらまだ東京にいる可能性があるわね」

美咲は樫村に指示しながらも亮のアドバイスが欲しかった。


樫村が席を離れると美咲は直ぐに亮に電話を掛け

今の捜査状況を話した。

「美咲さん、すぐにCIチャージの窃盗の

被害があるかどうか調べてください。

もし犯人が今日も動いているとしたら、

駅の間隔が長い中央線や総武線の可能性があります。

 被害者がいるようなら、国城はまだ東京にいます」


「じゃあ、知人のところにいると言う事ね」

「そうだと思います。大学の友達と言うより

 同郷の友人の可能性が高いと思います」

「わかったわ、そちらの方も調べてみるわ。ありがとう」


「美咲さん、捜査員が足らないと思いますので

国城の家の前の

張込を解除しても良いと思いますよ」

「大丈夫かしら?」

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