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プラネット証券の計画

「いいんですか、そんなに良い話。まだ一勝もしていない

 私に」

佐久間陽子は突然の優遇の話に驚いていた。


亮は陽子の経歴、筋肉の質特に腰の筋肉、

長身なスタイル、美形な顔は

将来人気プロゴルファーに

なる事を確信していた。


「はい、コーチはどなたかいらっしゃいますか?」

「出来たら新しいコーチがいらっしゃいましたら・・・

 紹介して欲しいのですが」

「分かりました、早速トレーニングコーチ、

コンデションコーチを探します。

住まいを山梨に探します」


亮はすぐにロイに電話を掛けた。

「亮元気か?」

「怪我の方は90%と回復しています」

「そうか、キャシーにハワイに呼ばれたんだが

 忙しくて行けなくて悪かった」


「いいえ、日本に住んでも良い

プロゴルファーのコーチを探して欲しい」

「わかった、例の移住プロジェクトに絡めるんだな」

「その通りです」

「わかった、一流のコーチ探し出すぞ」

「お願いします」

亮が電話を切ると陽子に聞いた。


「今、コーチを探すように依頼しました」

「アメリカ人のコーチですか?」

「はい」

陽子に緊張が走った。


「それからゴルフウエアは届きましたか?」

「はい、とても素敵です」

「問題やアイディアがありました

どんどん言ってください」

「わかりました・・・」

陽子は浮かない顔をした。


「どうしました?」

「こんなに良くしてもらって良いんですか?」

亮は佐久間陽子をスポーツ選手を育て成功へ導く実験

台と考えていた。


もしも陽子がトップクラスになればスポーツウエアの

年間売り上げは数十億円に上り、広告料を含む

グループの経済効果は更に数十億円になると予想される

「はい、プレッシャーが有ると思いますが

今年は1勝を目指して頑張ってください」


「はい、頑張ります。試合のエントリーをしています」

「相談は何でも受けます。頑張ってください」


~~~~~~~

亮はプラネット証券の会議を始め

プラネット証券はアメリカのドライアイス

計画による関連株の上昇により売り上げを伸ばし

新しい商品の企画が上がって来た。

またロビンのAmericanwebの協力で

ネット証券も始め、これも売り上げを伸ばしていた。


「ネット証券の広告は若年層相手にアイドルを使った

 広告を計画します」

亮はいきなり発言したが、社員からは反対意見は

1つも無かった。


続いてアメリカから受けた

10億ドルの資金運用の話しが来た事、

ランド不動産の日本支社作る事を伝えた。

「何だって!あのランド不動産が日本に」

「どうしたんですか?社長」


「先日ランド不動産のCEOと話をして

日本支社を作る話を進めてきました」

「凄い!ではランド不動産株で大きな利益が」

「ランド不動産はアラスカのドライアイス計画と

アリゾナのバイオ燃料事業に絡んで株価が

暴騰していて日本進出の話しとなるともっと

株価が上がります」

小村友子の質問に答えた。


「皆さんには資金運用で利益を出すように頑張って」

亮は日本だけではなく海外の市場を読んで

明確な判断をしてもらってよかったと思っていた。

「面白くなってきましたね。社長」

ディラーの西が亮の方を見て腕を捲り上げた。


「はい、近いうちに市場に大きな変化があるので

 株価、為替から目を離さないで下さい。

変化があったら直ぐに報告をお願いします」

亮は市場でジャック・モーガンの動きを知ろうとしていた。


~~~~~

プラネット証券の会議が終わると

亮の母、久美から電話がかかってきた。

「亮、蓮華ちゃんと桃華ちゃんに

洋服を買いにデパートに来たんだけど

 迷っちゃってぜんぜん服が選べないで困っているの」


「そうかいつもティシャツにGパン

それか黒のパンツスーツですからね。

 お母さん、側に外商の方いますか?」

「いるわよ」

「代わって下さい」

亮が外商の女性電話を代わると


「髪の毛が短いほう方が蓮華で身長165cmウエスト60cm

 70D、足のサイズが25cm。

長い髪のほうが桃華163cmウエスト60cmで

 65D、足のサイズが24.5cm・・・」

亮は二人のサイズを言って服のコーディネートをすべて

伝えた。


メモを取った女性は蓮華と桃華を連れて売り場に向かった。

「亮ってあの二人のサイズを知っているの?」

久美は驚いて聞いた。

「はい、もちろん」

「もちろんって、まったくあなたって子は・・・」

久美は亮が女性のボディサイズを知っている事と

その記憶力の良さに呆れていた。


「お母さんついでに二人を美容室に連れて行ってくれますか?

 池袋のマテリアに連絡を入れておきます」

「分かったわ、私の分もお願いね」

「はい、蓮華と桃華をよろしくお願いします」


「もちろんよ、二人とも可愛いもの」

久美は二人が大の大人を一発で倒せるほどの

格闘能力を持っているとは思っても見なかった。


~~~~~

亮は次にRRレコードでの会議に出席をした。

「倉沢さんはブルックの来日に向けて白尾尚子さんのテレビ露出

増やしてください。バラエティでもかまいません。彼女の語学力を

アピールできれば最高です。営業はダブルウイングの方にも

依頼していますので、情報を共有してください」


「承知しました」

奈々子は元々白尾たちAKKのテレビ担当をしていたので

そちらの営業は得意だった。

「オーディション担当の方、ブルックのCD

アルバム発売記念ライブのバックで踊る

ダンサーのオーディションを高校生限定で

企画してください」


「高校生限定ですか?」

メガネを掛けた女性が中川博美が手を挙げて亮に聞きなおした。

「はい、小中学生はダンスが正式科目になりましたから、

その以前からダンスを授業に取り入れていた

学校は少なくありません。

 だから高校生からもブームが必ず起こるはずです。

ただそれを当て込んで

 スクールをやるよりバックダンサー

として舞台に立てるという

実践的なものを見せたいんです。

夏休み前にオーディションを開いて、

合格者には夏休みの間ハワイでダンスレッスン

をしてもらいます。その中で優秀な人間に

はご褒美にニューヨークへ行って貰います」


「分かりました」

「倉沢さんそれから朝倉美代子、潮田佳代子をブルックのステージに

上がれるように徹底的に鍛えてください」

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