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拳銃使用許可

そこに東京第一不動産の久保田親子が来て

加賀と話を始めると五島商事の内村と

いなほ銀行の横山と四菱銀行の平田が来て

大きな輪が出来上がっていた。

「亮、パパを皆さんに紹介して」

美咲は父親の原巌を連れてきた。


「はい」

亮は取り巻きを丁寧に紹介すると原厳が頭を下げた。

「普段こういった場所には来ないのですが、

團くんに招待されましてね」

巌は亮との関係を強調した。


「おお、團くんとお知り合いですか?」

「ええ、娘の大学の同級生でテニス仲間です」

そう言うと美咲が皆にお辞儀をした。

「お美しい、團くんのお嫁さんにピッタリですね」

そう言われて美咲は顔を赤くした。


「美咲さんここにいる人間をすべて記憶しました。後はお願いします」

「わかったけど、何処へ行くの?」

「キム・ヨンヒを捕まえなくちゃいけないので」

「せっかく、亮がセッティングしたパーティなのに・・・」

美咲は悲しそうな顔をした。


「局長、後はお任せ下さい」

亮は耳元で囁いた。

「うん、頼む」


何も知らない葛原は上機嫌で招待客たちと話をしていると

そこに孝子とアンナが近づいてきた。

「社長、おめでとうございます」

手にグラスを持った孝子とアンナが葛原に丁寧にお辞儀をした。

「き、君たち?」

葛原は亮が作った媚薬でフェロモンを撒き散らし

美しく変身し孝子とアンナに驚きの声を上げた。


「道端ゆかです」

「水樹アンナです」

「どうして、招待していない君たちがここにいるんだ?」

「私、ロビンのお友達の友達なんです」

「そ、そうか」


葛原は銀行家たちがキャシーをとり囲んでいる場所に

ケイトが居るので気になってしょうがなかった。

「じゃあ、また」

葛原は前に立っている孝子とアンナの間をすり抜け

息を吸うと二人のフェロモンを吸った

すると葛原の体が急に熱くなりめまいがした。

そして2、3歩歩いた葛原は振り返った。


「あっ、僕の連絡先わかるかな?」

「いいえ」

「じゃあ、名刺渡しておく明日にでも連絡を」

葛原はそう言って股間を抑えた。

亮は葛原の落ち着かない様子を確認して

黙って会場を去って0821号室に向かった。


~~~~~

「キャシー、30分経ったので椅子に座るようにと亮が・・・」

一恵がキャシーに椅子を出した。

「ありがとう。あら、亮は?」

「ゴールドを取って来ると言っていました」

「今から仕事なんて・・・」

キャシーがつぶやくと葛原はケイトに向かって歩いて来た。

「ケイト、昨日の忘れ物」

葛原はニコニコ笑ってケイトにポーチを渡した。


~~~~~

「押収物から覚せい剤成分発見!」

美咲のそばにいた捜査員の無線機に報告が入った。

「原警視、対象者の部屋から覚せい剤成分が発見され

 逮捕状を持ってこちらに向かっています」

「了解です」

美咲は捜査員に向かってニッコリと笑った。


「ワッパはどなたが掛けますか?」

捜査員は謎の捜査官を気遣って聞いた。

「ううん、大丈夫よ。お願い生活安全課でおねがいします。

後で余罪が出そうだから」

「はい、では我々の手で」

「それからマル被はブツを持っている可能性があるから

 捕まえる時処分されないように気を付けてください」

「分かりました」


~~~~~

0821号室に亮が行くとマギーがドアを開けた。

「遅くなって済みません」

「お疲れ様です」

仁木と三雲と蓮華と桃華が亮を見ると立ち上がった。

「マギー、これが?」

「はい、小妹に託された物です」

亮は箱を開けると25cm角の小箱が入っていて

亮はそれを取り出し仁木、三雲、蓮華、桃華の順に渡した。

「これってシグザウエルP229じゃないですか」


亮はシークレットサービスが持っていたP229Rが羨ましく思っていて

手に持って子供のように喜んでいた。

三雲は箱からピストルを取り出し予備のマガジンを取った。

「シークレットサービスの標準装備ですから使い安いですよね」

「はい・・・いいんですか?我々は退官して民間人ですけど」

「すみません、いままで黙っていましたが僕は

警察庁警備局の秘密捜査官、階級は警視です。

森さんと伊藤早苗さんは僕の部下と言う立場です」


「えっ?警視」

三雲は事実を聞かされて驚いていた。

「だからと言って森さんは常に秘密捜査を

行っている訳ではありません、

 僕が力を必要とした時に頼むだけです」

亮は警視の身分証を二人に見せた。

「そうだったんですか」

仁木は亮の怪しげな行動をやっと理解した。


「と言う事で局長の命令で今からスナイパーキム・ヨンヒ

を捕まえます、協力をお願いします」

「は、はい」

仁木は背筋を伸ばした。

「ところで亮さん、彼女たちはピストルを扱えるんですか?」

三雲は三人の格闘技能力は知っていたが

ピストルを撃てるとは思っていなかった。


「マギーは元サンフランシスコ警察勤務、蓮華と桃華は香港の

 組織に所属していてかなりの腕前です。

それにこの弾丸はこの前使ったペイン弾が

入っていて殺傷能力はありませんが

 濃縮アリシンの効果で戦闘不能になるほど痛いんです」

「分かりました、よろしくお願いします」


「いいですか?準備に入りましょう」

「はい」

亮はテーブルにホテルの見取り図を広げた。

~~~~~

「警視、指紋の主が分かりました」

美咲に樫村から連絡があり美咲は

DHSやFBIに比べあまりにも遅い報告に

呆れていた。

「誰?今頃」


「例の池袋署が釈放した男です、まだ身元が分からなかったので

 指紋がヒットしなかったんです」

「了解、ご苦労様樫村さん」

「それからあの男を尾行した刑事二人は

 池袋のデパートの駐車場で、遺体で発見されてそうです」

「えっ、本当なの?」


「はい、頭をピストルで撃ち抜かれたそうです、今弾丸を調べています」

「犯人は間違いなくこのホテルにいます。絶対を捕まえます」

先日の爆弾処理班の二人の殺害、計四人の警察殺害は

警視庁だけではなく日本の警察力と信用を根底から揺るがす物だった。

その為にはキム・ヨンヒを捕まえなくてはならなかった。

美咲は亮に残留指紋に池袋で保釈されて男の指紋が有りそれを

送った。

~~~~~

美咲からのメールを読んでいた亮はホテルの見取り図を

指差しながら話を始めた。

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