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ホテル警備

香、真奈美にとって夢のような話だった。

~~~~~

「美佐江姉さん僕は受付に行きますから

キャシーの方をお願いします」

「あら、亮あなたがやるの?」

美佐江は迷惑そうな顔をした。

「はい?ダメですか?」


「良いけど、もっとどっしりと構えたらどう」

「今日は大事なお客様が来るのでそれは次回に・・・」

亮が答えるとロビンは葛原の事だと

直ぐに感づきニヤニヤと笑った

亮は受付にいる和美のところへ行った。

~~~~~

「和美さん、お疲れ様です」

「あっ、亮さん。今プレスの処理が終わったところです。

テレビ局を含めて20社です。

 三人にそれぞれインタビューの依頼が来ています」

「分かりました、キャシーとケイトのインタビューはOKしましょう。

 ロビンの方は今日の結果次第で明日にでも」


「はい」

「亮!」

報道陣の中から金子紀子が

手を振って呼んでいた。

「紀子さん、仕事大丈夫ですか?」

「ええ、プロダクションを移る話プロデューサーに話したら

 プロダクションが変わっても継続をしたいと言われたの」


「そう良かった。キャシーとケイトの独占インタビューやりますか?」

「良いんですか?」

「はい、当然です」

「キャー、ありがとう。ディレクターに言ってくる」

紀子は喜んで走って行った。


「和美さん、お客さんは何人程来ますか?」

「これがリストです」

「百十三人ですか、たった1日でよく集めましたね」

「はい、霞が関の方は経産省の広報の板橋さんが

 選んでくれました。

四菱銀行の栗田さんに声を掛けてくれた方

亮さんのお付き合いのある方です」


「ありがとうございます。

日本企業はそれだけロビン・ハイドとキャシー・ランドに

興味があると思われます。

後はピーエヌエーで何人呼ぶかわかりませんし、同伴者で

 増えると思いますので食事とお酒は多めオーダーしてあります」


「ありがとうございます和美さん。さすが頼りになります」

「とんでもありません、言われた事をしただけです」

「でも、この招待客が気になります」

「政界、銀行家、経済界、大学教授ですけど何か?」

「ダブっている・・・」

亮は慌てて美咲に電話を掛けた。


「美咲さん、今どちらですか?」

「今髪のセットを終えて六本木に向かおうかと思っていたけど」

「すぐにこっちに来てください、すぐにです!」

亮は声を荒げた。

「なによ、急に」

「理由はこっちで話します。パトカーの先導

でも付けてすぐに来てください」


「分かったわよ」

美咲は道路に飛び出しタクシーを止めた。

「六本木のルーセントホテルお願いします。急いで!」

「急げと言われても法定速度しか出せません」

「やっぱりね、警視庁の前を通っていただけますか?」

「はい」

美咲はスマートフォンをとって父親の原巌に電話を掛けた。


「お父さん、六本木まで急ぐの先導付けて!」

「おいどうした?」

「亮が急げって!」

「分かった、警視庁の前から白バイの先導を付ける。急いで行け!」

「ありがとうお父さん」


「運転手さん、ビンビンスピードを出して!」

運転手が美咲に言われ警視庁の前に向かうと目の前に

2台の白バイ止まって待機していた。

「運転手さん、白バイに付いて行って下さい。信号無視できますよ」

「では遠慮なく」

運転手は一生に二度とない体験ができる事ニヤニヤして

アクセルを踏んだ。


「運転手さん運転上手いのね」

「そりゃプロですから」

「お名前は。ええと夜野礼司さんどこかで聞いた事ある気がする」

美咲はフロントの名札を見て言った。

「あはは、そうですか?」

美咲は白バイの先導のおかげで数分で

六本木ルーセントホテルに着いた。


~~~~~

「亮、何があったの?」

美咲は受付をセッティングしていた亮に

慌てて聞いた。

「美咲さん、このリスト見て気が付きませんか?」

「これって・・・」

「はい、今夜のパーティの出席者なんですけど、

ウイルソン石油長官の歓迎レセプションと

ほとんど同じなんです」


「ほ、本当だ。経済産業省の安倍事務次官、

文部省、国土交通省の官僚、民政党の

岡村幹事長もリストに載っている、

これ誰が選んだの?」

「うちの中村です。彼女に確認を取ると

経済産業省に連絡をしたら出席者を送って来たそうです」


「では、中村さんは何も知らないのね」

「ひょっとしたらここでシアン化水素が

使われるテロの可能性があるかもしれません」

「大変、父に連絡をして警備をしてもらわなくちゃ」

「はい、お願いします、ただお父さんに

もしもの事が有ったら大変です。

パーティに来ないように伝えてください」


美咲はすぐに電話で事の次第を巌に連絡をした。

一方亮は雪に連絡を取った。

「雪さん、今どちらですか?」

「麻実ちゃんとまだ事務所にいます」

「よかった、六本木ルーセントホテルの周辺の

防犯カメラにアクセスをして

 槇島真司を探してください」

「了解」


雪は亮に返事をして麻実に防犯カメラに

アクセスするように指示をした。

「亮、槇島の顔認証システムセット完了」

「今度のカメラから紫外線を目標に当ててその跳ね返った

 映像を分析するんです。光源が自然光の何倍も高解像のです」

「なるほど攻撃的なモニターですね」                                                                        


雪の目の前のモニターには六本木周辺の通行人、

通行する車の運転手

地下鉄の乗降客の顔を一斉にデータ化を始めた。

「ふう、すごい。前科者三名ヒットしたわ」

「雪さん、イヤフォンマイクをオンにしました。

 何かあったら連絡をください」

「了解」


亮は電話を切るとイヤフォンマイクを耳に入れた。強化

「亮、30分以内に警備をするそうよ。でも父は出席するって」

「仕方ないですね・・・」


警察庁警備局長、原巌の命令で六本木周辺に非常線がはられ

六本木ルーセントホテルの駐車場の入り口に警察官が立った。


ね美咲さん、もうこの時間ですからホテルの

中に入り込んでいるかもしれません」

「でも警察官をホテルの中に入れるにはホテルの許可がいるわよ」

美咲の話に亮はイヤフォンマイクで呼びかけた。

「雪さん、防犯カメラをルーセントホテルの

カメラに切り替えられますか?」


「プライバシーの保護があるのでホテルはセキュリティが

 厳しいんです。私たちでは無理です」

「あはは、そうですね、雪さん少し待ってください」

亮は雪に指示をすると美咲と一緒に

カフェにいるロビンのところに行った。

「ロビン」

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