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M&A会議

「うん、さてこの事務所は明日のオープンの

支度で忙しいらしいから

 我々は帰ろうぜ」

「はい」

亮は紀子たち三人をどうやって

護っていいか悩んでいいか

悩みながらハイドロイヤーズを出た。


~~~~~

「ロビン、マッスルカーブとダイエットセンターの

メンバーのダイエット管理をスマートフォンできないか?」

亮は車の中でロビンにボソッと言った。

「どう言う意味だ?」


「まず個人のスマートフォンの歩数計のデータを

自動的に吸い上げます。

そしてメンバーはその日摂取した食事のメニューを

センターに送ると

翌日MAXカロリーとメニューを前日摂取した食事の

カロリーに合わせトレーニングメニューを送ってくる

システムです」


「当然読んだメンバーは夕食に注意するだろうな。

そのシステムのプログラミングは

そんなに難しくない。特にハンバーガーなど

ファストフードやお菓子類などは包装紙にバーコードが

貼ってあるから管理は簡単だ」


「どれくらいで出来る?」

「6週間で作り上げられる、もっと他の機能をつけてスマートフォンの

アプリケーションでも売れるな」

「それは面白い、メンバーが多いほど国、年齢、性別の

体格、体力のデータが収集できて平均値が出せるわ」

キャシーは手を叩いて喜んだ。


「わかった、直ぐに開発部に指示をする」

ロビンは直ぐにメールを打った。


~~~~~

亮はロビンとキャシーをプラウの事務所に連れて行くと

始めて亮の事務所を見たキャシーは、驚きの声を上げた。

「素敵な社長室ね。屋上には和風庭園もあるわ」

亮は中村和美、三島玲奈、新村一恵、菅野雪、

野口麻実をキャシーに紹介した。


「キャシー、ここは社長室じゃなくて

会社の事務所です」

「まあ、亮の仕事の量からするとこの

部屋は狭すぎるわ。ねえロビン」

キャシーは亮の社長室がとても

狭いので気の毒に思った。


ロビンは日本の事務所事情を

知っているので返事に困っていた。

亮はキャシーとロビンにO駅の再開発の地図をモニターに

移してプランの説明を始めた。


「今回O駅の再開発に伴って隣接している

F電機も工場跡地を売却することになりました。

 しかし、このF電機が国から受けた補助金を

企業年金運用会社IIJに預けてしまって

 回収不能となり資金がほとんど消えてしまいました。

そこで多大な損失隠しのために

できるだけ高く跡地を売ろうとしています」


「そこで亮、その土地の買収の目算あるの?」

「はい、このボードを使って使うことによる増益を提案しました」

亮はテーブルの上にA4サイズの透明ボードをおいた。

「おお、これが噂のボードか?」

ロビンは透明のボードを直ぐ手に取り触ったり叩いたりした。

「これって?」


「硬度8の透明ボードです。ガラスより軽くポリカーボネートより硬い

 しかも電電気伝導率が60×106S/mで銅何より

原料が炭素なので原料は無限にあります」

「本当!」

キャシーは驚き目を丸くした。


「元々は人工ダイヤモンドを製造の副産物でできたものなんです」

「これって何にでも使えるんじゃない」

「ええ、タブレット、スマートフォン、テレビ、車、飛行機、

太陽光発電機などです。

摩擦係数が低いのでゴミが付きませんから掃除がいりません」

「ビルの窓や外壁に使えるわね」

キャシーは自分の仕事に使えるのではないかとして

ワクワクした。


「キャシーそれがこれは熱に弱いのが欠点で発火点が400度、

 ガラスの溶解温度の半分です」

「そう、残念ね。それはアメリカには売らないの?」

「もちろん、何かに他の用途が見つかったら考えます。

 ただ、F電機のライバル社にノートパッドの用のボードは供給しません」

「そりゃそうだ、そんな事をしたらF電機の再建は無くなる」

ロビンは納得した。


「それでF電機とはどれくらい進んでいるの?」

「はい、そのためには損失隠しをしている今の役員を解任して

元社長の野田氏を社長に返り咲かせ、

IIJとの関係を発表して社内の膿を出し

再建に取り組んでもらおうと思います」


「なるほど・・・」

ロビンはF電機の株で儲かる事察知した。

「わかったわ、それで再開発と工場跡地を何に使うの?」

亮はモニターに大型商業施設、マンションのイメージイラストを出した。

「この近辺には昔から日本の技術礎となっている町工場があります。

 これらを我々が場所と設備を提供して横に繋げて雇用問題、技術の向上、

 後継問題、資金問題を一気に解消していきます」


「なるほど、日本の技術を再構築してく訳だな」

ロビンは亮の大きな考えに鳥肌が立った。

「はい、日本人の底力を見せてあげます」

「うふふ、亮は日本が好きなのね。私も好きよ。

私全面的に応援するわ」


「ありがとうございます」

そこに東京第一不動産の社長久保田茂と

その娘久保田郁美と黒崎憲治の元右腕の甲山六助がやって来た。

「亮、俺は麻実たちと一緒に昨日の映像の解析をしている」

「了解です」


ロビンが会議室を出て行くと

亮とキャシーと久保田親子と甲山は挨拶をそこそこに

今後のビジネスの話を始めた。


ランド不動産が日本に進出して

会社を構築するには人材を集める事から始まり

時間が掛かることが一番の問題だった。


「久保田社長、いきなりですが私は合併を提案します。

 ご存知のとおりランド不動産は世界中に不動産を持ち

 総資産3兆ドルと潤沢な資金を持っています。

 亮がいてくれれば私は日本に力を入れる事ができます。

 もちろん、社長はあなたのままで結構です」

「はい」

久保田はいきなりの提案に腕を組んで考えた。


「お父さん、今がチャンスじゃない、亮が味方なら安心できるし」

郁美が茂の腕を突っついた。

「分かりました、直ぐに取締役を開いてお答えします」


「久保田さん、日本ではM&Aは乗っ取りのように思われると思いますが

 互の欠点を補い会うものとお考え下さい。

 海外ではM&Aは日常茶飯事、力を合わせて目の前の敵を倒しましょう」

「はい」


亮は目の前の敵と言っているのは財閥系の不動産会社を示唆し

久保田は積極的な亮の言葉に心を動かされ、目の前が急に明るくなった。

「そして大阪の黒崎グループ、黒崎不動産の

甲山さんが力を貸してくれます」

甲山は亮に紹介されると黙ってキャシーに頭を下げ

売り物件のリストをみんなに渡した。


「甲山さん、いい物件をおもちですね」

亮が見たリストには利益率の高いビルもあった。

「ええ、実はこの不況で他の部門が

軒並み赤字決算でその穴埋めのために

高く売れるものを早急に売却しなくてはならなくなったんです」

「そうですか、道理で・・・」


「ええ、この売却物件リストに上がっている

ホテルチェーンが気になっています」

「ああ、さくらホテルチェーンですね」

「どうしてこれが?」


「はい、これは低価格のビジネスホテルだったんですが、

 東京からの日帰り出張で出張族が

減ってしまったようで売れるうちに」

「そうですか。最近の海外からの観光客は関空に到着して大阪、

京都の観光して東京に来ず帰国している人も多いようで

 それを考えるとホテルの絶対数が足らないようです」


「そうですね、それはわかりますがこのホテルは

 外人観光客には対応しかねると思います」

「はい、このホテルを改装して外国観光客向けの

ホテルにしようと思います、幸いHITと言う旅行代理店と

JOL航空のチャーター便の運行もありますから

十分集客を望めると思います」

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