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ウエルカム・パーティ

ロビンはキャシーの思いつめた様子が気になっていた。

「美佐江、明日の夜パーティをやらないか?」

「なんのパーティ?」

「僕たちの婚約パーティだよ」

「私たちまだ婚約なんてしていないわ」

ロビンが美佐江を誘うと美佐江が冷たく答えた。


「そ、そうだよな」

ロビンが落ち込んでいると亮がロビンの耳元で囁いた。

「ロビン、の社長葛原圭介の周りはかなりおかしいみたいです」

「この前亮が言っていた事か?」

「うん、まずピーエヌエーの上場に

ヤクザの山田組の資金が流れたこと、

葛原が儲かった金で毎晩のように遊びまわっていて、

何人かの女性タレントが葛原の毒牙にかかった」


「犯罪絡みか?」

「ええ、まず調べているのが電車の中で

ポータブルスキャナーを使って

ICカードのお金を盗んだ犯人のグループの

首謀格知念がピーエヌエー社員で

その関係者が京都で殺された」


「まじか?社長の葛原は絡んでいるのか?」

「さあ、ただロビンが作っているICカード

防犯システムと繋がりがありますね」

「ああ、大きな事件を起こしてシステムを売る魂胆に見えるな」

「そのシステムはピーエヌエーにどれくらいで売るんですか?」

「3000万ドルだ」


「すごい、ピーエヌエーが各ICカード会社に

売れば相当な売上になるはずです」

「しかし。うちの会社はもう仮契約を作っている。

未確認の事件ではあさっての本契約の破棄できないぞ」

「ええ、それだけではなく、社長の葛原が麻薬を混ぜた

シャンプーを使って女性を狂わせて抵抗できなくさせて犯した。

これは覚せい剤所持、及び使用、準強制わいせつの罪です」


「亮、葛原を早く捕まえてくれ、取引会社の社長が犯罪人だとなると

うちの株価に影響する」

「了解です、ただ社長が逮捕されたら

ピーエヌエーの倒産の危機に陥りますね」

「ああ、その時はうちが買収するよ、

俺がピーエヌエー契約しようとしたのは

あそこのゲームが好きだったからなんだ」


「じゃあ、買収しましょう。ピーエヌエーは

アメリカンウエブと契約をすることになって

今最高値です。葛原が逮捕されたら株価が

暴落しますので株を買い漁れば

手に入ると思いますよ」

亮はニヤリと笑った。


「亮まさかお前最初から・・・」

「あはは、僕もピーエヌエーのゲームが好きなんですよ」

「その礼と言っては何なんだが半額で

セキュリティシステムを亮に売ってやる」

「いや、30%にしてください。その代わり

今度できるセキュリティ会社の

運営システムを発注します」


「わかった、それで行こう」

「じゃあ、明日の夜はロビンとキャシーの

ウエルカムパーティを開いて葛原を招待します」

「なるほど、それで罠を仕掛けるつもりなんだな」

「その通りです」

「よし!」

亮とロビンは握り拳を合わせた。


「何二人でこそこそ話をしているの?」

美佐江が亮とロビンの中に割入った。

「パーティの話ですよ姉さん。やっぱり明日

ロビンとキャシーのウエルカムパーティを

やることにしました。姉さんも出てください」


「そう、それならいいわ」

パーティ好きの美佐江は機嫌よく笑った。

「キャシー、不動産会社、銀行も呼びますので

豪華にやりましょう、

ケイトもドレスアップしてください」

亮がキャシーとケイトを誘うと

二人はニッコリと笑った。


「美佐江、私とケイトのパーティドレス

選んでくださいませんか」

キャシーは緊張した面持ちで美佐江に頼んだ。

「もちろんです。セレブのキャシーと

スーパーモデルのケイトにうちの

服を着ていただけるなんて光栄です。

明日お店の方にいらしてください」


「姉さん孝子さんの着るドレスを願いします」

「ええ、身長が155cm前後ね。バストが

大きいから胸の開いたのがいいわよね」

美佐江は亮には珍しく普通の背格好の

孝子の体をじっと見て答えた。


「わ、私も出席するんですか?」

「ええもちろん、アンナさんも一緒に」

驚いて答える孝子に亮は優しく微笑んだ。

「そ、そんなセレブのパーティなんて出たことありませんよ」

「大丈夫、パーティに出席する連中なんか

みんな酒好きの目立ちたがり屋ばかりですから

いい出会いがあるかもしれませんよ。

それに頼みごとがあるんです」


亮の頭の中には葛原の関係した女性たち

金子紀子や内田めぐみそして孝子を

一ヶ所に集め葛原を断罪しロビンとの

契約を破棄させる計画だった。

「ロビン、時差で辛いでしょうが

今夜仕事を手伝ってくれませんか?」


「ああ、もちろんだともうちの会社の

名誉と利益を守らなくてはな」

「では直ぐに明日のパーティの件を葛原に伝えてください」

「了解」

ロビンが葛原に連絡をしている間に亮は美咲に電話を掛け

明日の夜のパーティの計画を伝えた。


「そうか、出席者の前で葛原を逮捕するのが一番効果的ね」

「はい」

亮は美咲の次に中村和美に電話を掛けた。

「和美さん、明日の夜ロビンたちの

ウエルカムパーティを開きたいので

六本木近くのホテルにパーティ会場を確保してください」


「分かりました、明日ですよね。何人ほど呼ばれますか?」

「100人くらいです、ステージを用意してください」

「分かりました、直ぐに」

「それとピーエヌエーの株明日の夕方までに売却してください」

「承知しました」

次に和田梓沙に電話掛けた。


「梓沙さん、團亮です」

「ああ、亮さん。連絡しようと思っていたの

明日お店に行くわ」

「明日7時からアメリカの友人のパーティがあるので

お父様と一緒に来ていただけませんか?」

「主催はどこ?」

梓沙はどこか怪しいパーティだと疑っていた。


「アメリカンウエブです」

「そう、そこならいいわ。ドレスコードは?」

「インフォーマル」

「OK、父を説得して連れて行くわ」

「お待ちしています」

亮はその後栗田に電話をかけた。


「栗田さん、キャシーが今日日本に来ました。

明日ウエルカムパーティをしますので

出席してくれませんか」

「本当ですか?いよいよですね」

栗田はキャシーの来日と聞いてO駅の再開発が動くことに

胸をときめかせた。


「はい、宜しくお願いします」

「それで、場所と時間は?」

「7時に六本木ルーセントホテルです」

「わかりました、誰か声をかけましょうか?」

「はい、出来ましたら平田頭取にも来ていただきたいんですけど」


「も、もちろんです。京浜不動産の真壁さんにも声をかけてみます」

「はい、アメリカンウエブのロビン・ハイドも来ていますので」

マスコミに知り合いいませんか?」


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