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ペントハウス

亮がケイトと抱き合っていると

その向こうにキャシーが立っていた。

「キャシーも一緒に?」

亮は少し太って優しく微笑んでいるキャシーに驚いていた。

「二人とも一緒のジェットできたんだ。驚いたろう」

ロビンが自慢げに笑った。


「ハーイ、亮」

「キャシー。いらっしゃい日本へ」

「ええ、やっと亮の国日本に来れたわ」

「ありがとう」

亮とキャシーは目を見つめ合って手を握った。


亮は孝子を二人に紹介すると孝子はスーパーモデルのケイトと

超セレブのキャシーを見てめまいがした。

「あのう。私帰ります」

「ダメです」

孝子が帰ろうとすると亮が孝子の手を引いた。


「だってこんなすごい人たちと一緒にいるなんて無理です。

それに言葉もわからないし」

「孝子さん、友達もブランドです。いい友達がいると自分に自信が付き

堂々と胸を張って歩けます。それに比べ

どんなに人気女優でもお金に群がる取り巻きじゃあ、

エネルギーが無くなるだけです」

亮はアンナの事を例に出して言った。


「いいんですか?」

「もちろん、彼らも可愛い日本人女性と会えて喜んでいます」

~~~~~

亮たちは父親の経営する和食店みやびに移動し食事を始めた。

「亮、今夜はホテルに泊まるけど直ぐにアパートに住みたいんだけど」

キャシーは亮の手に腕を回した。

「どれくらいの広さがいいですか?」


「どうせ私が一人で時々亮が遊びに来るなら普通の広さでいいわ」

「まさか六畳一間じゃないだろうな・・・」

亮は呟くと美佐江が笑いながら答えた。

「亮、キャシーの感覚で言うと六畳は玄関より狭いはずよ。

六本木の部屋を貸してあげればいいじゃない。


どうせロビンに売るつもりだったんでしょう」

美佐江のいう事はもっともで亮は葛原の正体を暴くために買ったもので

その後は売却するつもりだった。

「キャシー、僕の部屋使ってください。

昨日購入した部屋で新しい家具を入れたばかりです」


「本当!嬉しい家賃はどれくらい?」

「家賃はいりませんよ」

「まあ、嬉しい。でも買ったらいくら位?」

「3750000ドル、日本円で3億円です」

「まあ、東京にもそんなに高い部屋があるのね」

キャシーは東京の高級マンションが高額で売れるのなら

マンション事業にも手を出したいと考えた。


「ところでキャシー、どれくらい日本に入る予定ですか?」

「6ヶ月くらい、桜の花を見たら帰るわ」

キャシーは指を折りながら数えた。

「そんなに!だいじょうぶですか?」

「ええ、重役たちに仕事を任せてきたから大丈夫よ。一緒に日本支社を

安定させましょう」


「分かりました、宜しくお願いします」

亮は半年も日本に在住するキャシーのやる気に感激し

ビジネスパートナーとしてキャシーと握手をした。


「僕も日本に来ようかな」

ロビンは亮とキャシーの会話を聞いて美佐江に小声で言った。

「そうね、日本が好きならもっと日本に来るべきだわ」

「僕は日本より特定の日本人に好きな人がいるんです」

「そう、きっとその特定な日本人もあなたを好きだと思うわ」

美佐江は表情を変えずに答えた。


「ロビン、美佐江姉さんそんな遠回りな言い方しないで

はっきり言ってくれないか、イライラする」

亮は立ち上がって二人を指差した。

「OK、わかった」

ロビンは亮に返事をすると大きく息を吸って美佐江に言った。


「美佐江、僕と付き合ってくれないか?初めて会った時君の美しさに

衝撃を受けた、それからずっと君が好きだった」

「ありがとうロビン、私も好きよ」

喜んだロビンは人目をはばからず美佐江を抱きしめた。

それを見ていたキャシーは突然真剣な顔で亮に言った。


「亮、私あなたの両親に会いたい」

「良いですよ、いつがいいですか?」

「明日の朝、亮の家に行くわ」

「はい伝えておきます」

亮が答えるとキャシーは亮の首に手を回して亮の頬にキスをした。


「うふふ、いいなあ」

ケイトがと孝子がニコニコ笑って二人を見つめていた。

「タカコ、亮とSEXした?」

「ううん」

ケイトの片言の日本語に孝子は微笑みながら首を横に振った。


「亮が好き?」

「ええ、好き。ケイトは?」

「私、亮が大好き。ずっとSEXしていないけど」

ケイトは寂しそうな顔をした。

「大丈夫、亮はあなたが好きよ」

「おお、タカコありがとう」

ケイトは孝子を抱きしめ、亮の耳元で英語で囁いた。


「孝子さん、ケイトは日本の若い女性の

ファッションに興味が有って

アリスパークに買い物に行きたいそうです」

「はあ、はい」

孝子はスーパーモデルが日本のファッションに

興味を持つことが不思議だった。


「孝子さんのファッションがとても可愛いそうです」

「thankyou、kate」

孝子は勇気を出して英語で話をした。

亮はそれを聞いて微笑みながら孝子の肩を叩いた。

言葉の違いはコミュニケーションが取りにくい

互に恥ずることなく下手ながらも積極的に話をして行く事が

自信を持つ事だと亮は孝子に知って欲しかった。


「團さん、どうして私に優しくしてくれるんですか?」

「誰もがやっているSEXですがそれを人目に晒す事は

とても人に誇れるものではありません。AV女優は確かに直ぐにお金が稼げますが

決して一生の仕事にはなりません。出来る事なら孝子さんには

普通の世界に戻って胸を張って歩いてもらいたいだけです」


「ありがとう、團さん・・・」

「おい、亮を團さんと呼ぶのはやめてくれ!彼の名前はRyoだ!」

美佐江との話が進んでご機嫌なロビンが大きな声で孝子に言った。

「すみません孝子さん、本当はアキラと呼ぶんですけど

幼馴染がアキラだったので

みんなが僕をリョウ呼ぶようになったんです」


「うふふ、おもしろい。名前を変えるなんて」

「欧米は宗教からくる名前を使うので

同じ名前になってしまう事が多いので

愛称で呼ぶことが多いんです。そこのキャシーとケイト、

二人とも本名はキャサリンなんですよ」

「えっ、本当!」

孝子はキャシーとケイトが同じ名前と聞いて驚いていた。


「でも愛称で呼ぶとイメージが違うでしょう、

それだけ名前のイメージは大切なんです」


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