亮の女性関係
昨日の仕事はどうだった?」
「ウイルソン長官と有意義な
話が出来ました。お父さんは?」
「良かったな。こちらにはウール商品の他に
牛肉とラム肉の売り込みが
有ったが良い方法がないか?」
「焼肉店をやりましょう」
「妬く肉店は銀遊亭があるだろう」
「こっちは廉価な1人でも来られる
ワンコインで学生でも入れるお店です」
「なるほどなあ、でも
他にやっている店があるだろう」
「はい、高級焼き肉店の銀遊亭のタレを使って
オープン時はラム肉をおまけに付けて
ラム肉の美味しさを知ってもらいましょう。
基本的には二人席をメインで営業します。
回転率を上げるためにアルコールの販売は
しません。その代わりサラダに力を
入れます」
「何故だ?」
「カップルが意外と多いんですよ」
「女性客を増やして既存店に対抗か」
「たぶん、ラム肉に人気の火が付けば
十分黒字になるかと」
「わかったすぐに営業部にやらせる
10時からウイルソン長官と一緒に来た観光局、
農業局の委員の会議に出られるか?」
「わかりました」
「じぁ、後で会おう」
「了解ました。ところでどうして事務所に電話を
掛けてきたんですか?」
「実は中村君にお前の居場所を聞こうと
思ってな、そこに偶然にいた訳だ」
「なるほど」
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「お出かけですか?」
亮が電話を切ると和美が聞いた。
「10時に銀座ルーセントホテルで会議です、
一恵さんを呼んでください。一緒に行きます」
「かしこまりました」
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「おはよう」
神村由香と三野美智子が通う渋谷大学の
語学の教室で二人が会った。
「美智子、オーディション受かったんだっておめでとう」
由香は心から喜んでいた。
「ありがとう。ごめんね先に・・・」
「ううん、美智子は美人だしスタイルも
いいから当然だよ。
私もお陰でダイエットどころかこんなになった」
由香はTシャツをめくって細くなったウエストと
腹筋を見せ右腕の力こぶを見せた。
「すごい!」
「私、今度アメリカ映画のオーディション受ける事に
なったの。企画ではアクションの出来る日本人
女性が何人か欲しいらしいわ」
「すごい」
「美智子も受けられたらいいのにね」
「私は連ドラが有るからイメージを
変えるのに大変だよ。それに拘束時間が長い」
「そうだね」
「團社長が言っていたよ、お互い方向性が変わっても
友達でいなさいって」
亮がジャネットとブルックの事を思い
昨夜美智子に言った言葉だった。
「そうだね」
二人は握手をした。
「昨日はお祝いにマネージャーの鴨志田さんと
焼肉食べたけど、後で事務所で
祝賀会を開いてくれるそうよ」
「楽しみ〜社長来るかな?」
「どうしたの?悩みでもあるの?」
「社長に個人レッスン頼もうと思って」
美智子は個人レッスンと聞いてドキドキした。
「えっ、英語?」
「ううん、アクション。
社長すごく強いんだって」
「そうなんだ」
美智子は亮から格闘技の話など聞いておらず、
取り残されたような気がしていた。
「特に剣道はピストルより早いって
尚子さんが言っていた」
「嘘!」
「嘘じゃないってニューヨークで暴漢に襲われた
女性を助けた所を尚子さんが実際に見ていたんだって
それから、社長はニューヨーク市警と親しいそうよ」
美智子は亮は只者じゃ無いと思っていたが、
確かに亮の周りには事件や警察が
たくさんいるのを目撃していた。
「でも、悪い人じゃないわよね」
「当たり前だよ、東大とハーバード大学出ている
薬学博士が悪い事する訳ないじゃない、
きっとマスクをしたスーパーヒーローかもしれないよ。
バットマンみたいな」
「うふふ、自分の会社の社長がそれだったら楽しいわ」
それを聞いた美智子がニコニコ笑った。
「由香、社長を彼氏にしたい?」
「無理に決まっているよ。あんなにライバルが多い
男性無理、無理。だってアメリカのスーパーモデルや
女優や歌姫と付き合っている噂もあるし、あの雨宮裕子
さんだって彼女でしょう」
「そうだよね、他にもたくさんいそう」
「そうそう、分析の結果團社長を『亮』って
呼ぶ人は関係があるらしい」
由香に言われて改めてライバルの多さに気づかされた。
「でも、セフレでもいいから抱かれてみたい。
噂だとあそこがヘチマみたいに大きいんだって」
美智子はへちま(ナーベラ)ほどではないが、
ズッキーニくらいの硬さと大きさの昨夜の事を思い出して
股間がジュンとあつくなった。
「でもさあ、昔から支配されるのが好きな
美智子は、社長と付き合った方が
良いかもしれないよ。
もう私達普通の女の子じゃないんだから、
いつ誘惑の魔の手が来るか分からないよ」
あと数か月すればこの教室、学校中が自分の名前と顔を
知る事になる、恋愛なんてする暇ないんだ、
美智子そう思っていた。
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「おはよう亮、これ頼まれたやつ」
マギーは蓮華、桃華と社長室に
入って来てスーツを亮に渡した。
「ありがとう。マギー、蓮華、桃華。
絵理子さんの方は?」
「はい、実は自宅マンションの寝室とリビングの2ヶ所に
コンセント型の盗聴器が仕掛けられていたわ、
リビングの方は壊れていてお店の方は電話の中に」
桃華が盗聴器の機種番号のメモを渡した。
「取り外しは?」
「怪しまれるのでまだ外していません、
その説明は絵理子さんに話してあります。
少し驚いていた様子だったけど、
寝室だけだったから安心していた」
「それなら、シンクロさせて偽の情報を
ながそう」
「了解」
「引き続き絵理子さんのガードお願いします」
亮が丁寧に頭を下げると感謝され
三人はとても嬉しかった。
「昨日の亮の方は?」
「レセプションパーティのイベントで太鼓の
中に爆弾が仕掛けられていました」
「それで大丈夫だったの?」
マギーはまた爆弾かと驚いていた。




