37 キャラクターのひな形
いまちょっと本作の過去回を投稿した日を確認したのですが、活動休止前の最後の投稿が9月でした。
実質休止期間は3か月程度ですが、もっと休んでいた気がするのです。
これが浦島太郎現象ってやつか(ちがう
時間の流れが速すぎてビックリするのです。
とまぁ、こんな感じで時間の流れの速さに驚きを隠せないたらこですが、活動を休んでいると時間の流れがとっても早く感じます。
ここにいると時間の流れが濃いんですよねぇ。
なのであっという間に時間が流れるということはなくて、比較的ゆっくり過ごせている気がするのです。
何もない日常よりも、何かある日常の方が、脳が受け取る情報が多いですからね。
ということで今回も元気にエッセイを更新するのです。
今回のテーマはずばりキャラクター。
皆様はキャラクターを作る時に何を意識していますか?
例によってたらこはあんまりよく考えずにキャラクターを追加したりします。
これは前にも話しましたね。
何も考えずにキャラクターを追加して、それで大丈夫なのかと疑問に思われるかもしれませんが、はい。
全然大丈夫じゃないです(しろめ
当たり前ですが計画性は大事。
ちゃんと必要かどうか精査すべきだというのは、少し前にお話しした通り。
今回は行き当たりばったりで計画性のないたらこが、どのようにキャラクターを作っていくのかをお話したいと思います。
◇
ガワを用意してストーリーの中で動かすだけで、自然と物語にふさわしいキャラクターになる。
というのがたらこの持論。
ガワとは見た目のこと。
ざっくりした容姿を決めて、あとは動かすだけ。
これでキャラクターのできあがりです。
そんなバカなと驚かれる方も多いと思いますが、これ以外にキャラクターの作り方を知りません。
実際に動かしてみないとどんなキャラクターなになるのか、たらこもよく分からないんですよねぇ。
キャラクターの来歴についても、あんまり深く考えません。
前回お話した世界観と同様にプロットを書きながら決めていきます。
なのでお話が進むにつれ、筆者である自分ですら想像もしない顔を見せるキャラクターもいます。まさかお前の正体がコレだったのかぁ⁉ って書きながら自分でビックリするたらこ。
まったく先の展開が読めないので、書きながらハラハラします。
細かい設定を決めていなくてもキャラクターが動くのは、ひな形があるからです。
いわゆるテンプレがキャラクターごとに用意されているわけですね。
キャラクターのひな形とは、例えるなら下ごしらえの済んだ食材。
短冊切りにされた大根。千切りにしたショウガ。すりおろしたリンゴ。
などなど。
あらかじめ切りそろえた食材を用意しておき、出汁の中に次々に投入していきます。
出汁が注がれた鍋はさながら世界観と言ったところでしょうか。できかけた世界にキャラクターを投入して、初めて料理が完成するのです。
キャラクターのひな形は、何度も妄想を繰り返すことで形成されていきました。
その根底にあるのは二次創作だったりします。
二次創作のストーリーを脳内で妄想しているうちに、キャラクターの動かし方が分かった気がします。
アニメや漫画で見たキャラクターのセリフや行動を脳内でトレースしているうちに、感覚としてキャラの動かし方が自然と身についていったわけですね。
そういうことをしているうちに、脳内キャラクターのテンプレであるひな形ができ上っていきました。
オリジナルストーリーにひな形を放り込んで動かすだけで、勝手にキャラクターになってくれるので、とっても便利。
細かい情報なんて全く必要とせずに動いてくれるので、ストーリーを構築しながらキャラクターの細かい設定を決めることができます。
特に過去編は勝手に始まって、勝手にキャラのバックボーンを埋めてくれるので、お話を想像するのがとっても楽しいです。
でもプロットと矛盾したり、過去のストーリーと矛盾したりするので、過去編を楽しく生成した後はちゃんと矛盾がないか精査しないといけませんが。
さて、そんなひな形ですが、どのように作ったかというと、やはり二次創作の要素が強い。
似たようなキャラクターを合成していくだけ。
似たような容姿のキャラ? って思いつかないかもしれませんが、色んな作品を読んでいると、似たようなキャラが存在することに気づくと思います。
特に容姿が似ているキャラって結構多いんですよね。
有名なのだと金髪赤リボンとか。
似たような容姿のキャラは、実な似たような性格であることが多いです。
黒髪ロングの女の子がクールだったり、金髪短髪の男の子の攻撃性が高かったり。
なので似たような容姿のキャラを合成することで、性格とかも自然と決まっていくんですねぇ。
合成を続けることで、次第とひな形の輪郭がはっきりしていきます。
性格も自然と決まり、ストーリーの中で任されるポジションもふさわしい場所に落ち着きます。
たらこが何も考えずにストーリーを構築できるのは、こうしたひな形の存在が大きいです。
ショートショートが沢山書けたのも、ひな形があったからだと思います。ふと思いついたネタにぴったりはまるキャラクターの原型がいくつもあったので、わずか数千字の容量しかない短い小説であっても、キャラクターは問題なく動いてくれるわけですね。
◇
キャラクターってゼロから作るのはとても大変だと思います。
なにせ人ひとり分の人生を作るわけですから、なかなか簡単にはいきません。
でも、ひな形があって、あらかじめ動かす準備ができていれば、ストーリーは簡単に作れるのです。
キャラクターが動けば動くほど、その輪郭がはっきりと定まっていきます。
こうして新しい物語が生まれます。
ざっくりと作った世界の中をキャラクターが動くのを眺めているだけで、ストーリーが完成しました。
後はこれを文字に起こすだけ。
でも文章にするとなんか違うなってなるんですよね笑
どうしてだよ!