33 自信がない
何を書いても自信がもてない。
何を書いても失敗するきがする。
そんな気持ちがふわっと湧いて来た時は、居直るしかないと思い始めたたらこです。
うーんとね。
自信って持ってるようで、持ってない不思議なものですよね。
昔はなんの根拠もなく「たらこは天才だ! 最高にクールな作品が書けた! 神だ!」なんて思った後、翌日自分の作品を読み返して死にたくなるということを繰り返していました。
自分が書いた小説を友人に読んでもらって、絶望的に凹んだりすることもありました(気を使ってもらったのですぐに立ち直れた
そんなことを繰り返していたような気がします(記憶があいまい
書いている時は、決して自信がないわけじゃないんですよ。
それなりに自信があって、元気はつらつぅな感じのテンションで、バリバリ書き続けられるんです。
でも途中で「あれ?」って足を止めてしまうことがある。
なんか面白くない……ような?
違うような気もするし、これでいいような気もする。
でも……なんか。
みたいなモヤモヤした変な感情が湧いて、かまどの火を落としたようにすーっと熱が醒める。
けっこうあるあるなのです。
なにかよく分からないけど、形にならない不安や疑念のようなもの。
それがむわっと心の中に広がっていく感覚。
すると途端に筆が止まってしまう。
ああでもない、こうでもないと、余計な事ばかり考える。
書いている時はあんなに楽しかったのに、途端に筆をおいて別のことをしてしまう。
気分が悪いとか、憂鬱な気持ちになったとか、そういうことは一切なく。
自信がなくなると言っても、なかなか具体的に形容するのは難しいです。
先ほどかまどの火を落としたようにと例えましたが、それがしっくりする表現かと言われると疑問が残ります。
まぁ、この感情をどのように表現するかは問題ではないのです。
肝心なのはこの気持ちが湧いて来てしまった時にどうするか、ですね。
上にも書いた通り、居直るしかないなぁって思っています。
つまらない物を書いてしまった。
だからどうした。
次はもっとつまらない物を書いてやる。
そんな気持ちで執筆をつづけるしかないのかなぁと。
なろうで小説を投稿していると、色んな人から感想を貰えます。
貰った感想の中にはとっても褒めてくれるものもあります。
筆が止まったら、そんな感想の言葉を思い出します。
たくさん、たくさん、褒めてもらえました。
いろんな優しい、暖かい言葉を投げかけてもらえました。
胸がいっぱいになりました。
暖かい気持ちを思い出すと、熱がよみがえるのです。
消えかかっていた炎が再びぽっと灯るのです。
そうしてたらこは、また少しずつ書き始めました。
このエッセイも沢山の感想の言葉を思い出してエネルギーに変えて、何とか書けています。
別に無理して書いているわけではないのですよ。
いまはただ、何か書くことが楽しくて。
せっかく灯ったこの炎を消したくなくて。
全力で走り続けているのです。
◇
結局のところ。
つまらない、面白いを判断するのは、読んだ人なのです。
人によって感想は変わると思います。
だからあんまり悩まない方がいいかもしれません。
面白い物を書こうとするのではなく、楽しく書く方が大切かもしれないですね。
あとまぁ……面白いかどうか、よりも、伝わりやすいかどうかの方がずっと重要かなって。
分かりづらいお話って、読んでも面白くないんですよね( ̄▽ ̄;)
よく調べものをしてるんですけど、分かりにくいページは飛ばして、分かりやすい記事ばかり読んでいます。
なんなら解説動画とかの方がずっと分かりやすいので、そっちの方に目が言っちゃったりもします。
どうもPDFとかを読むのが苦手で。
こんなんじゃだめだと思いながらも、やっぱり分かりやすさって大切だよなと。
分かりにくいかどうかは、自分でも頑張れば分かると思うのです。
特に伝わりにくい文章とか、分かりにくい設定とか、理解しがたいストーリーとか、他の方の作品と自分の作品を読み比べるとよくわかるのです。
気づかないうちに自分の作品が分かりにくくなっていて、読み比べることで初めて気付くこととかもありました。
面白いかどうかよりも、まずは分かりやすいかどうか。
そのことを一生懸命に考えているうちに自分の作品に対して感じてしまう「これって面白いの?」っていう疑問もいつの間にか吹き飛んでいたりします。
余計なことを考えないようにするには、まずは分かりやすいかどうかを突き詰めていくのも、一つの方法かもしれませんね。
あと、暖かい感想を思い出すのも大事!